角田裕毅「内容に満足している」開幕戦16番手スタートからの8位入賞に手応え…次戦に向け「すべきことはたくさんある」｜F1

アルファタウリの角田裕毅が、8位フィニッシュを果たした開幕戦バーレーンGP決勝レースを振り返っている。

16番手スタートの角田はオープニングラップで、12番手までポジションを上げた。そこから僚友ピエール・ガスリーやアルピーヌ勢を追う展開となり、3度目のタイヤ交換を挟んだあとにガスリーのマシンから炎が出たため、僚友は突如リタイア。セーフティーカー明けに角田はミック・シューマッハを抜いて入賞圏内まで順位を上げると、マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスが終盤で立て続けにリタイアしたため、角田の最終順位は8位となった。16番手スタートから8つポジションを上げてのフィニッシュは、全ドライバー最多のジャンプアップとなる。

角田は開幕戦の内容について「今日はとても満足している」と語っている。チームの公式メディアがその言葉を伝えた。

「スタートから大きく順位を上げることができたし、レースペースも良い形で周回できた。ただ、他のマシンが複数リタイアしたことによって順位が上がったこともあり、それは運が良かった部分だとも思っています」

「それでも全体的に見た場合、今日はどのようにしてポジションを上げたのか、その内容については満足しています。ミッドフィールドでの戦いを安定して続けるためにすべきことはまだまだたくさんあります。マシンの開発をより進めることで、自分たちのパフォーマンスをさらに安定させていきたい」

角田は「週末全体のデータをしっかり分析して、来週のレース（サウジアラビアGP）に向けて、最適なバランス見つけていきたい」と続け、ジェッダでのレースに向けて照準を定めた。

新レギュレーションで各チームの勢力図が大きく変わる中、アルファタウリは引き続き中堅の一角として今季も戦うことが有力となっている。果たして2年目を迎えた日本人ドライバーは昨季の総合14位よりも上のポジションを目指せるのか。3月25～27日の次戦サウジアラビアGPでも、結果を示したいところだ。

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