角田裕毅、予選16番手に落胆「Q2に進めると思っていた」ガスリーとマシンへの見解が異なると戸惑いも｜F1

2021年のF1第4戦スペインGPでは予選Q1で16番手となり、Q2へと進めなかった角田裕毅。レース後、チームの公式メディアを通じてコメントを発している。

角田はQ1脱落という結果に「とても苛立たしいこと」と落胆の色を隠せなかった。

「マシンのパフォーマンスを考えると、Q2には進めるものだと思っていました。ですが、今日は十分なグリップがありませんでしたね」

また、マシンコントロールや挙動について、同僚ピエール・ガスリーと意見が合致しない点に戸惑いがあると見解を示した。

「僕とピエールの間で、同じセットアップでも全く異なるフィードバックになっているのが気がかりです。これがマシンの特性によるものなのか、僕らのドライビングスタイルが異なる点に起因しているものなのか、それを理解する必要がある」

角田は「理由を明確に把握し、その点をクリアにできたらきっとクルマのポテンシャルを最大限に引き出すことができるはず」と語った。いかに問題点を解消していくのか、その重要性を説いている。

また、12番手でQ2止まりとなった同僚ガスリーも不本意な予選だったと振り返った。

「わずか0.02秒足りず、Q3を逃してしまった。この結果に失望しているよ。クルマのバランスには満足しているが、グリップには苦労している。今年の最初はもう少し競争力があると認識していた。中団グループの争いで、再びリードを取り戻すためにどうすれば良いのか、明確に理解する必要がある。12番グリッドからのスタートだ。タイヤを自由に選択して、なんとか決勝ではアドバンテージを得られたらいいね。それを願っている」

予選12位、16位に終わったアルファタウリの2台。中団グループは予選時でも僅差の戦いとなっており、その中でいかにしてライバル勢と戦うのか、決勝での巻き返しが期待されるところだ。