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松下信治氏「ルクレールかわいそう!」第2戦予選で抜群の走りも、0.025秒差ペレスに逆転され同情…ドライバー目線で見たレッドブル&フェラーリの特性とは?|F1

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松下信治氏「ルクレールかわいそう!」第2戦予選で抜群の走りも、0.025秒差ペレスに逆転され同情…ドライバー目線で見たレッドブル&フェラーリの特性とは?|F1DAZN
【F1 最新ニュース】レーシングドライバーの松下信治氏が、サウジアラビアGPの予選内容について、ドライバー視点で語っている。
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レーシングドライバーの松下信治氏が、F1第2戦サウジアラビアGPの予選で、激しいトップ争いを演じたセルジオ・ペレスvsシャルル・ルクレールの戦いについて、ドライバー目線で解説を行った。

松下氏は『DAZN』の『Wednesday F1 Time #3』に出演し、予選のアタックラップ比較を見て「ルクレールがかわいそう!」と、かつてF2時代に戦った相手でもあるモナコ人ドライバーに同情心を示している。

サウジアラビアGP予選、ペレスのポールタイム1:28.200は、予選2番手のルクレールを0.025秒上回ったもの。だがレッドブルとフェラーリはマシンの特性や持ち味が大きく異ることもあり、直線優位でダウンフォース少なめのレッドブルvsテクニカルカーブ優位でダウンフォース重視のフェラーリという構図でもあった。

実際、細かいカーブの連続であるセクター1はルクレールが0.165秒速かったものの、ペレスはセクター2で0.024秒ルクレールを上回った。そしてセクター3では直線区間が多いこともあり、ストレートに強いレッドブルのペレスが0.166秒速く、1周全体では0.025秒ペレスが上回った。

予選の両者比較映像を見た松下氏は「ルクレールからしたら“何だよ!”って思うと思いますよ」と見解を示した。

「ドライバーはコーナーで“決まった!”とか“トラクションが良かった”って思ってこのラップは何秒いくか予想するんですけど、全部(コーナーでルクレールは)決まっているのに、直線でここまで(ペレスに)負けているとは。乗っている側は(アクセル)全開なのでわからないんですよ。動画を後で見て“何だよこれ!”って思うんじゃないか」

「もちろんレッドブルはそこ(高速特性)を見越してやってきたと思うので、そこもさすがだと思います」

一方でドライバーの立場から見て「フェラーリのほうが乗りやすそうですけどね。グリップしていてミスがなさそう。ペレスはとにかくファイトファイト!(修正)していて、そのぶん直線で稼いでいた」と語っている。

ペレスとルクレールのアタックラップ比較について、テクニカルカーブではフェラーリのほうが明確にアドバンテージを示していたと強調している。

「(ターン13で)ルクレールのほうが(ペレスよりも)イン側を突けているんですよ。ダイブした時に、壁にスーッと寄っていく。ペレスのほうが舵角が多いですよね。ステアリングをより曲げちゃうと、リアの荷重が抜けちゃうんです。イコール、トラクションをかけづらくなる。だからなるべく(ステアリングを)切らないで曲がったほうがいい」

「コーナーの縁石もいい感じでルクレールがなめている。ここからの加速も全然違いますよね。要は(コーナリングの良いフェラーリは)近道しているようなものなんです。ショートディスタンスで。みんなそう走りたいんだけど、それが許されないほどのグリップ力の違い。普通はあまりここまで差が出ないですよね」

最終コーナーのターン27でも、ルクレールのほうが抜群のコーナリングだったとの見識を示した。

「出口に向けた角度(マシンの向き)が、ペレスのほうが浅くないですか?で、ルクレールのほうがインに寄れている」

「クルマの車体の向きは、これ僕らもよくやるんですけど、目の前の看板があるじゃないですか。あれでどっちがクルマをインに入れられるかって基準にするんです。ルクレールのほうが出口に向いていて、ペレスはまだステアリングを切り続けている」

「ハンドルの戻しもルクレールのほうが速いですよね。だから、アクセルも速く踏める」

最終コーナー、ターン27の出口まではルクレールのほうがわずかに速かったものの、ペレスはホームストレートまでの直線区間で一気に逆転。予選のベストラップは0.025秒ペレスが速く、キャリア215戦目で初となるポールポジションを獲得した。一方でルクレールは高速区間での速さがレッドブルに及ばず、開幕からの2戦連続のポールを逃す形に。

フェラーリが多くのコーナリングで抜群の走行を見せていたにもかかわらず、高速区間で強かったレッドブルのペレスにポールポジションを奪われたことから、松下氏は「ルクレールかわいそう!」と口にしている。

2022年のF1はレギュレーション変更により、勢力図が大きく変わった。開幕から2レースを消化し、速くもフェラーリvsレッドブルによる2強対決の様相を呈している。

第2戦サウジアラビアGP決勝は優勝がマックス・フェルスタッペン、2位ルクレール、3位カルロス・サインツ、4位ペレスというリザルトになり、レッドブル&フェラーリがトップ4を占めた。

第2戦の予選では高速重視のレッドブル、コーナー重視のフェラーリという構図が浮き彫りになったが、今後もレッドブルvsフェラーリの激しい戦いが続くことが有力となっている。各トラックでどちらが優位性を発揮するのか、コース特性で大きく左右されることになるかもしれない。

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チーム・ドライバー

日程・番組表

 レースフリー走行・予選決勝
第1戦バーレーンGP 3月18日(金) ~19日(土)3月20日(日)
第2戦サウジアラビアGP 3月25日(金) ~26日(土)3月27日(日)
第3戦オーストラリアGP 4月8日(金) ~4月9日(土)4月10日(日)
第4戦エミリア・ロマーニャGP 4月22日(金) ~ 23日(土)4月24日(日)
第5戦マイアミGP 5月6日(木) ~7日(土)5月8日(日)
第6戦スペインGP 5月20日(金) ~21日(土)5月22日(日)
第7戦モナコGP 5月27日(金) ~ 28日(土)5月29日(日)
第8戦アゼルバイジャンGP 6月10日(金) ~11日(土)6月12日(日)
第9戦カナダGP 6月17日(金) ~ 18日(土)6月19日(日)
第10戦イギリスGP 7月1日(金) ~ 2日(土)7月3日(日)
第11戦オーストリアGP 7月8日(金) ~9日(土)7月10日(日)
第12戦フランスGP 7月22日(金) ~23日(土)7月24日(日)
第13戦ハンガリーGP 7月29日(金) ~ 30日(土)7月31日(日)
第14戦ベルギーGP 8月26日(金) ~ 27日(土)8月28日(日)
第15戦オランダGP 9月2日(金) ~3日(土)9月4日(日)
第16戦イタリアGP 9月9日(金) ~ 10日(土)9月11日(日)
第18戦シンガポールGP 9月30日(金) ~10月 1日(土)10月2日(日)
第19戦日本GP 10月7日(金) ~ 8日(土)10月9日(日)
第20戦アメリカGP 10月21日(金) ~ 22日(土)10月23日(日)
第21戦メキシコGP 10月28日(金) ~ 29日(土)10月30日(日)
第22戦サンパウロGP 11月11日(金) ~ 12日(土)11月13日(日)
第23戦アブダビGP 11月18日(金) ~ 19日(土)11月20日(日)