角田裕毅「素晴らしい成果」公式テストで圧巻の2番手タイム…開幕戦に向けて手応え｜F1

アルファタウリの角田裕毅が3日間のプレシーズンテストを終え、コメントを発している。

バーレーン・インターナショナルサーキットで3日間行われたF1公式プレシーズンテストは現地時間14日、最終日を迎えた。

角田は午後のセッションから登場し、4時間あるうち、最後の1時間半は公式予選を想定したワンラップアタックへと移行した。残り1時間を切ってから角田裕毅はトップタイムをマークすると、ここからマックス・フェルスタッペンとのタイム更新合戦に。フェルスタッペンは残り30分で1:28.960をマーク。その直後、角田はフェルスタッペンに0.093秒及ばず全体2番手となる1:29.053の自身ベストタイムを刻んだ。

結局トップはフェルスタッペンで、2番手は角田。ホンダのパワーユニットのワン・ツーでテストの最終日を終えることに。

テスト終了後、角田はアルファタウリの公式メディアを通じて「素晴らしい成果」と振り返っている。

「今日のセッションを2位で終え、マシンから降りるのは素晴らしい気分です。もちろんあくまでテスト段階となりますが、この3日間の成果は素晴らしいものだったと思います」

「僕はこの数日間で多くのことを学びました。そして、チームにとって多くの重要なデータを収集することができました。開幕戦に向けて、改めてそのデータを分析したいです」

昨季F2で戦った舞台でもあるバーレーンについては「多くの周回を終えました。僕もこのコースはよく知っているので、このトラックにすぐ戻り、開幕戦を迎えることは素晴らしいことだと思っています」と述べている。

そして角田は「チームにはいくつかの小さな問題はありますが、今回のテストを踏まえてその問題を解決していきたい。そして、レース当日まで最高の状態に持っていきたいですね。これからもハードワークを続けたい。シーズンの開幕をとても楽しみにしています」と続け、シーズン開幕に向けて照準を定めた。

アルファタウリは3日間のテストで、角田が合計185周、1001kmを走破したとデータを公表している。

プレシーズンテストで角田がマークしたベストタイムはフェルスタッペンに次ぐ2番手だったが、果たして今季のアルファタウリは上位争いが可能な力を備えているのか。2021年のF1は、角田裕毅の戦いぶりとともに見逃せないシリーズとなりそうだ。

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