ハース代表「2017年型との類似点がある…自分たちが中団にいることを願っている」2022年型の新マシンVF22に期待｜F1

ハースのチーム代表、ギュンター・シュタイナー氏が2022年シーズンに意欲を示した。

2021年シーズン、ハースはチームの開発プライオリティを早々に2022年に向けて注力。その一方でミック・シューマッハ＆ニキータ・マゼピンのルーキーコンビは大苦戦を余儀なくされ、シーズンを通じてノーポイントとなり、最下位のコンストラクターズ10位でハースは2021年を終えている。

そのハースは現地時間4日、2022年マシンとなるVF22のカラーリングを発表。それに併せて「このマシンをレースの現場に持ち込むことができる。それを嬉しく思う」と述べ、新たなシーズンに向けて照準を定めた。その言葉を『ハース』『F1』公式が伝えている。

「再び他のチームとポイント争いができる状況になることを望んでいる。競争力を備え、他のドライバーたちと戦うようになれたらいいね」

「我々のドライバーはルーキーイヤーにとても苦労を余儀なくされた。そんな中でもF1の世界でしっかり学び、それが正しい軌道に乗っているということを2022年、証明する必要がある」

シュタイナー代表は「私にとっては2018年のマシン（VF18／年間93ポイントでコンストラクターズ5位）はとても良い仕上がりだった。2016年（VF16／年間29ポイント）～2017年（VF17／年間47ポイント）もかなり良かったね。その時と最新マシンは類似点があると思う」と述べ、2022年シーズンの復活に期待を寄せている。

一方で「それでも我々が中団争いができるかどうかはまだ分からないが」とも述べ、2022年の勢力図がいまだ未定であるとも強調している。

「もちろん2021年時点で早くも今季に向けて開発を注力していた。シモーネ（）（レスタ／テクニカルディレクター）や彼のグループは本当によくやってくれたと思う。エアロ実験やそのメカニズムなど、シミュレーション通りいい形で結果に結びついてくれることを願っている」

「もちろん中団争いの位置まで巻き返したいし、自分たちがそこにいることを願っているが、まだ実状は分からないね。何が起こるのか、もう少し待つ必要があるだろう」

ハースが発表したVF22は最新のマシンカラーリングであり、各パーツの細部は2022年型として開幕戦を迎えるまでにまだ多少の変化があるものと見られる。他チームではレッドブルが9日にRB18を発表予定となっており、そこから2月のうちに各チームが続々と2022年型の新マシンを発表する。

大きくレギュレーションの変わる2022年は、果たして各チームの勢力図もどう変わるのか。昨季は2021年の開発を断念し、早々に新規定に向けて研究を進めていたハースが、再び脚光を浴びるのかという点も、今季F1の大きな見どころとなりそうだ。

関連記事

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。

●  【番組表】直近の注目コンテンツは？
●  【お得】DAZNの料金・割引プランは？