ガスリー「ユウキの加入で自分の責任感も増した」2021年を“大きく前進した1年”と総括…一方でマシン特性の改善点も指摘｜F1

アルファタウリのピエール・ガスリーが2021シーズンについて振り返っている。

フランス人ドライバーは110ポイントを手にして、ドライバーズランキング9位でフィニッシュ。これはレッドブル、メルセデス、フェラーリ、マクラーレンの4チーム8人に次ぐ成績だった。

ガスリーは「チームとの信頼関係が強固になり、ここまで大きく前進した1年は初めてだった」と2021年シーズンの内容に満足感を示している。『MotorsportWeek』がその言葉を伝えた。

「チームスタッフとお互いに何が必要なのかをより理解することができた。マシンを駆っていて、エンジニアにどういう情報を伝えればいいのかという点でもたくさんの学びがあったよ」

「もちろん何かしらのエラーはつきものではあるけど、その回数が2021年は少なかったと思う。その間違いを減らし、最大限にチャンスを生み出すという点で、本当に大きな一歩を踏み出したと認識しているよ」

また、ガスリーはルーキーの角田裕毅がパートナーとなったことも自身の成長につながったと説いている。

「技術的にも多くのことを学び、よりチームの成長に深く関わることができたとも感じているよ。ユウキが加入したこともあり、自分の責任感も増した。チームの中ですべきことも増え、意識も大きく変わったと思う。1年を通して一貫したパフォーマンスが出せたシーズンだった」

一方で反省点も感じている模様で「予選と決勝のマシンバランスには苦労したけど、内容としてはポジティブなシーズンになったと思う。僕らのマシンは決勝より（一発勝負の）予選に向いているという特性だったことは明白だ。そこは今後改善していかなければいけないね」とも述べている。

ガスリーは2021年、22戦中17戦で10番手以内からのスタートとなり、時にはレッドブル、メルセデスに匹敵する速さも示した。今後角田裕毅とともに、アルファタウリでどのようなレースを見せるのか、迎える2022年シーズンはさらなる躍進が期待されるところだ。

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