セルジオ・ペレス、レッドブルとの契約を2024年まで延長！「モナコを制し、契約も更新できて満足」フェルスタッペンとのコンビ継続が確定｜F1

レッドブルF1チームは5月31日、セルジオ・ペレスとのドライバー契約を2024年まで延長したことを公表した。

クリスチャン・ホーナー代表はチームの公式メディアを通じ「オラクル・レッドブル・レーシングに参加して以来、チェコ（ペレスの愛称）は素晴らしい仕事をしている」とメキシコ人ドライバーとの契約更新について語った。

「彼は素晴らしいチームプレーヤーとして結果を示してきただけでなく、順応性を発揮するたびにグリッドで明確な存在感を見せるようになった。今では多くの尊敬を集める大きなパワーになっている」

「今年、チェコは新たな一歩を踏み出した。世界チャンピオンのマックス（フェルスタッペン）とのギャップは大幅に縮まっている。これは、今年初め、ジェッダでの素晴らしいポールポジションと、先週末のモナコでの素晴らしい勝利によって証明されている」

「我々レッドブルにとって、チェコのレースペース、レースクラフト、豊富な経験を考えたら、契約を持続することは簡単な決断だった。チェコが2024年までチームのためにレースを続けることを嬉しく思うよ。マックスとのパートナーシップにより、私たちレッドブルはF1で最高のチームになりつつある」

また、ペレス本人も「自分にとって今週は素晴らしい1週間だった。モナコグランプリで優勝することは、どのドライバーにとっても夢の瞬間だ。そして2024年まで契約を延長することができて、非常に満足している」と契約延長の喜びを語っている。

「僕はこのメンバーであることをとても誇りに思っているし、チームでの居心地もとても良い」

「チームとしてもうまく機能しているし、トラックの内外を問わず、マックスとの関係は良好だよ。間違いなく僕ら2人の関係は、チームを前進させるのに役立っていると思う」

「レッドブルは今季、勢いがある。その力添えができていることを誇りに思っているよ。これからチームがどこまで前進できるのか、それが見られることをとても楽しみにしている」

1990年生まれ、現在32歳のペレスはザウバー、マクラーレン、フォース・インディア（レーシングポイント）などを渡り歩き、2020年の第16戦サクヒールGPでは史上最遅となる190戦目でF1初優勝を果たした。

翌2021年からはフェルスタッペンの同僚としてレッドブルに加わり、今季の第2戦サウジアラビアGPでは、こちらも史上最遅となる215戦目でのポールポジションを獲得。第7戦モナコGPでは、雨天による混乱続きの中、レース中盤からトップに浮上すると、カルロス・サインツの追撃を振り切って今季初優勝をマークしていた。

今季、7レースを終えて125ポイントのフェルスタッペンがドライバーズランキングでトップに立っており、ペレスは110ポイントを稼いで同ランキング3位。コンストラクターズランキング首位独走も演出していた。

すでに新王者フェルスタッペンは2028年までの長期契約を締結しており、ペレスの契約延長によってレッドブルのシートは、2024年までフェルスタッペン＆ペレスのセットが継続となる見通し。ペレスはF1通算14季目までレッドブルのシートに収まることが確定している。

これでアルファタウリのピエール・ガスリーはレッドブル再昇格の道が遠ざかる形に。今後はレッドブルグループとの契約を更新せず、異なるチームへ移籍する可能性が高まっただけに、フランス人ドライバーの動向も注目される。

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