ハミルトン「ジョージは素晴らしい仕事をしている」3レースを終え、ポイント先行の僚友ラッセルを称賛｜F1

7度の王者ルイス・ハミルトンが、今季3レースを終えて僚友ジョージ・ラッセルについて、そしてここまでの戦いについて語っている。

第3戦オーストラリアGPでハミルトンは5番グリッドからスタート。レース中にはセルジオ・ペレスにオーバーテイクを許し、セーフティーカーのタイミングで僚友ラッセルがポジションを上げ、自らがポジションダウンとなったことから、チーム無線では不満を口にする場面も。結局ハミルトンは、3位表彰台となったラッセルから約3秒差の4位でレースを終えた。

ハミルトンは「ジョージは素晴らしい仕事をしたと思う。信じられない成果だよ」とメルセデスのドライバーとして初表彰台に上がった僚友ラッセルに賛辞を贈った。『F1』公式がその言葉を伝えている。

「彼は一貫して見事な仕事をしていて、レース中も安定したペースで走っていた。ここまでの3レースはいずれも堅実だったね。チームへのフィードバックも確かなものだし、称賛されるべき仕事ぶりだと思う」

同じイギリス人ドライバーであり、将来のチャンピオン候補とも言われるラッセルと、共闘することの大切さをハミルトンは強調している。

「今のところ、メルセデスは安定してトップ争いができる状況ではないかもしれないが、楽観的であることを僕は好んでいるよ。あらゆるスポーツはみんな同じペースで成長を遂げることがある。自分たちにもその伸びしろがあると信じている」

「新しいマシンはこれからもっと良くなるし、すぐにトップ争いに参加できると信じている。そうなることを願っているよ」

「もちろんレッドブルとフェラーリは同様に前へと進むだろうから、それは簡単なことではない。今のところ、彼らとのギャップはかなり大きいけど、まだ先は長い。どうなるか見てみよう」

今季、ハミルトンはここまで3位、10位、4位でフィニッシュし、28ポイントを稼いで総合5位となっている。一方で僚友ラッセルは4位、5位、3位と上位入賞が続いたこともあり、37ポイントで総合2位と、新加入のラッセルがドライバーズランキングで先行している状況だ。

ハミルトンは僚友ラッセルからも遅れを取っている状況ながら、ここから巻き返すことができるのか。

オーストラリアGP後、ハミルトンはメルボルンでラッセルとともにサーフィンを楽しんだとSNSで報告している。今のところ2人は仲が良いところをアピールしているが、メルセデス内の新旧英国人ドライバー対決も、今季F1の大きな見どころと言えそうだ。

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