ここから3レースは初トラック、角田裕毅が高地のメキシコGPに照準「持久力を集中的に鍛えていた」｜F1

第18戦メキシコGPに向けて、アルファタウリの角田裕毅がコメントを発している。

前レースのアメリカGPでは9位入賞を果たした角田。前レースについて「オースティンは自分にとって良い週末となりました。予選ではQ3に進出し、決勝ではポイントを手にすることができた」と振り返った。チームの公式メディアを通じて語った。

「ここからの3週連続レース（メキシコGP、サンパウロGP、カタールGP）は自分にとって、まったく経験のないコースになります。いずれもがトリッキーなコースであり、ブラジルでは再びスプリント予選レースが行われるため、これはフリープラクティスの機会が減ることになるのは懸念ですが、できる限りのことをしてセッションに集中していきたい」

「まずは標高の高いメキシコシティが自分のレースにどのような影響を与えるのか、冷静に見ていきたい。ヘルメットを被った状態では首や腕にかなりの負担があると思います。そしてメキシコのレースに向け、最近は持久力を集中的に鍛えていました」

「ここから3つのトラックはすべて走行経験はありませんが、シミュレーターでしっかりトレーニングしています。メキシコは高度が高く、空気が薄い場合は空力とダウンフォースに影響があると聞いたので、早くそれらを把握したいです。とても興味深いレースになることは間違いないでしょうが、自分としては容易にいかないでしょうね」

一方で角田は「メキシコはラテンアメリカで大きな日本コミュニティがある国の一つです。美味しい日本食のレストランを見つけることができたら嬉しい」とも語っている。

今季前半戦は初コースのトラックに適合するまで時間を要していた角田だったが、最近は高速特性の強いサーキットで、初トラックでも一発の速さを見せていた。果たして標高2200メートルのメキシコGPで、21歳の若者はどのような戦いを見せるのか。アメリカGPに続き、2戦連続のポイント奪取が期待される。

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