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元王者ヴィルヌーブ氏「ラッセルは波に乗っているがハミルトンは意欲を失いつつある」俊英の奮闘に賛辞、7度王者の現状を憂慮|F1

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元王者ヴィルヌーブ氏「ラッセルは波に乗っているがハミルトンは意欲を失いつつある」俊英の奮闘に賛辞、7度王者の現状を憂慮|F1DAZN
【F1 最新ニュース】マイアミGP決勝を終え、元王者ジャック・ヴィルヌーブ氏がメルセデスの現状について述べている。
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F1元王者のジャック・ヴィルヌーブ氏が、今季優勝争いのポジションから遠ざかっているメルセデスについて、そしてルイス・ハミルトン&ジョージ・ラッセルのコンビについて、今季5戦を終えた上での見解を示している。

2014年~2021年にかけてコンストラクターズ8連覇を果たしたメルセデスは、今季ルイス・ハミルトンとジュニアドライバープログラム出身であるラッセルを起用し、新シーズンに挑んだ。

メルセデスの新型W13は、極小サイドポッドなどの新機構を取り入れた革新的マシンながら、バウンシングの問題などに悩まされ、昨季までのような強さを見せることができていない。ライバルチームのフェラーリ、レッドブルを追う状況となっている。

そんな中でもラッセルは開幕から4位、5位、3位、4位、5位と全ドライバー唯一5戦連続で5位以上での入賞を果たし、59ポイントを稼いでドライバーズランキング4位。これは36ポイントで総合6位の僚友ハミルトンを大きく上回る成績となる。

ハミルトンが競争力を失ったマシンを駆り、僚友ラッセルにも及ばない成績に終止している点について、ヴィルヌーブ氏は「何年にもわたって勝利したあと、厳しい現実を目の当たりしたとき、上昇を目指すのはとても難しいことだ」とオランダ『Formule1』に寄稿しているコラムで述べた。

「ラッセルは今、とても波に乗っている。一方でハミルトンはモチベーションを落としているね」

「ハミルトンが今すべきことは、F1でデビューしてからの2年間(2007年、2008年)と同じように、マシンの力を発揮しながら着実に結果を残していくことだ。それはラッセルが今、行っていることだと言えるね」

「ラッセルは状況判断が的確だし、実際にレースで流れを引き寄せることもできている。マイアミGPのレース中には、ハードでの第1スティントでロングランをしつつ、タイヤ交換のタイミングを図っていた。チームに対して無線で“セーフティーカーが出るまで待とう”と語り、そしてそれは報われる結果となった。今やメルセデスの看板を背負っているのは彼のほうだ」

マイアミGPの41/57周目、ピエール・ガスリーと接触したランド・ノリスがクラッシュでマシンをストップさせたため、セーフティーカーが入った。これを機にタイヤ交換したラッセルは、ピットストップの大幅な時間短縮に成功。ポジションを上げ、バルテリ・ボッタスとハミルトンを抜いての5位フィニッシュを呼び込んだ。

一方のハミルトンはレースエンジニアのピーター・ボニントンから「ピットインするかい?」と尋ねられ「そっちで決めてよ」と返答。去年まで見られたような抜群のタイヤマネージメント戦略はなく、チームをけん引するリーダー的役割とは真逆のセリフを口にしている。また、僚友ラッセルが流れを引き寄せてポジションを上げた際、ハミルトンは不機嫌な言葉を発するシーンが散見された。

そして元王者ヴィルヌーブ氏は「ハミルトンはレーサーであり、チャンピオンだ。何をすべきか、何が必要であるかを知っているはず。だが、それを現実のものとするためのエネルギーを彼は有しているのか確認する必要があるだろう」と語り、7度の王者がモチベーションを落としている点について気にかけている。

「ハミルトンは今、チャンピオンとしての運さえも逃しているようだ。勢いは見られず、上を目指そうという意欲を失いつつある。物事がうまく進んでいない」

「おそらく昨季、ドライバーズタイトルを土壇場で奪われてしまったことで、オフ期間も苦しみ続けたことだろう。本人は納得のいかない結末だったはずだからね」

「ただ、ドライビングを見たら(マックス)フェルスタッペンが王者に相応しい力を示していたことは明らかだ。土壇場でタイトルをハミルトンから奪ったものではなく、なるべくして頂点に立ったチャンピオンであることがわかる」

「ハミルトンはレースに失敗したが、すべき仕事は明確だったはず。チームのために的確な指示を送る必要があったし、チーム側も彼を頼っていただろう。だがそれを理解していなかった。あの突き放すようなセリフは少し残念に思えたよ。チームと成果を積み上げていくものではなく、ギャンブルに運命を委ねたようなものだからね」

「今、ラッセルは完全に波に乗っている。一方でハミルトンは溺れないように努めているだけで、明確なアイデアを欠いているね」

第5戦を終えてコンストラクターズランキングではトップのフェラーリが157点、2番手のレッドブルが151点で競っており、今季は完全に2強の様相を呈している。メルセデスは95ポイントで3番手につけているが、今後のアップデート&問題解消で2強に割って入るだけの力を示すことができるのか。

2007年のF1デビュー以降、マクラーレンで6年、メルセデスで9年戦い、昨季までの15シーズンはすべて勝利をマークしてきたハミルトン。優勝争いを常に狙えるポジションで競っていただけに、ハミルトンのモチベーション維持はヴィルヌーブ氏から見ても難しい状況だと見ているようだ。

2022-04-01 Russell Hamilton Mercedes F1 Formula 1Getty Images

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チーム・ドライバー

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第2戦サウジアラビアGP 3月25日(金) ~26日(土)3月27日(日)
第3戦オーストラリアGP 4月8日(金) ~4月9日(土)4月10日(日)
第4戦エミリア・ロマーニャGP 4月22日(金) ~ 23日(土)4月24日(日)
第5戦マイアミGP 5月6日(木) ~7日(土)5月8日(日)
第6戦スペインGP 5月20日(金) ~21日(土)5月22日(日)
第7戦モナコGP 5月27日(金) ~ 28日(土)5月29日(日)
第8戦アゼルバイジャンGP 6月10日(金) ~11日(土)6月12日(日)
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第10戦イギリスGP 7月1日(金) ~ 2日(土)7月3日(日)
第11戦オーストリアGP 7月8日(金) ~9日(土)7月10日(日)
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