メルセデスのヴォルフ代表、9月の来季シート決定を示唆「バルテリとジョージ、双方がいい形で来季に臨めるように」｜F1

メルセデスのチーム代表、トト・ヴォルフ氏がメルセデスの来季セカンドシートについて、9月にも決めるとほのめかしている。

すでにルイス・ハミルトンとは2021年7月、2023年まで契約を延長しているメルセデス。その同僚となる来季のシートはまだ未定となっており、バルテリ・ボッタス続投となるのか、メルセデスジュニアプログラム出身のジョージ・ラッセルを起用するのか、その動向が注目されている。

サマーブレイク期間に来季のラインナップを確定させるのではないかとの見方もあったが、来季のセカンドシートについてヴォルフ代表は引き続き熟考することを示唆した。ドイツ『Bild』に「このトピックは9月には解決させる必要がある」と述べている。

「安定性のバルテリ、輝かしい未来のあるジョージ、どちらも素晴らしいドライバーだ。彼らのどちらかを選ばなくてはならないね。9月にも方向性を定め、双方がいい形で来季へと臨めるようにしたい」

ヴォルフ氏は今季タイトル争いを展開しているライバルチームのレッドブルについて、例年以上に強さを示していることから警戒心を示している。

「レッドブルはペーパー上では我々より少し速いかもしれない。ただ、我々は彼らに負けるわけにはいかないし、実際に今季は最後までチャンピオンシップの争いが続くだろう。メルセデスはできる限りのことをして最後まで諦めず戦いたい」

F1は8月27日～29日の第12戦ベルギーGPより、第13戦オランダGP、第14戦イタリアGPと、3週連続開催となる。ここで今季まだ未勝利のボッタスは存在感を示すことができるのか。その内容次第でメルセデスのシートは来季、2人ともイギリス人ドライバーになるかもしれない。

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