角田裕毅、F1マシン初ドライブを終え「無事に352km走破できてホッとしています」|F1

現地時間4日、レッドブル・ジュニアチーム所属の角田裕毅が、初めてF1のマシンに乗り、イモラサーキットで初走行を行った。

テスト走行後、角田はチームのオンライン記者会見を通じて次のように述べ、F1マシンの感触を振り返った。

「とても大きく前進したセッションだと思いました。300kmという目標がある中、無事に352kmを走破できて、まずはホッとしています」

「午前中はレインとハーフウェットでドライタイヤを使い分けながら完全なドライ（コンディション）では走れなかったんですけど、それが逆にクルマに慣れるいい機会となりました。コントロールする練習になりましたし、午後のドライセッションではコントロールの幅が広がった。思ったよりも楽にペースを上げることができました」

今後のことについては「バーレーンでフリー走行を走るかまだわからないんですけど、もし走れた場合は（F2との）切り替えが必要なレースウィークになると思うので、自分にとっても大きなチャレンジになると思います」と述べている。

「フィジカル面、首に関しては厳しくないと思っていました。でも走ってみると、特にブレーキングの時に（首への負担が）厳しいと思いました。（マシンの）ブレーキ性能は想像以上でした。F1マシンをドライブする機会はおそらくまたあると思うので、首のトレーニングが必要ですね」

「今回携わってくれた関係者、チームのメカニック、エンジニア、フランツさん（トスト代表）とホンダさんにエンジンを用意していただいて、本当に感謝しています」

現在カーリンよりF2に参戦している角田はミック・シューマッハー、カラム・アイロットに次ぐポイントランキング3位に付けている。F2では残り4戦、このまま年間ランキング4位以内でフィニッシュすることができれば、F1出走に必要なスーパーライセンス取得に向けて大きく近づくことになる。

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