アルファタウリ代表、ホンダのF1撤退に「彼らのようなパートナーを見つけるのは…」｜F1

ホンダは2日、2021年シーズン限りでF1からの活動から撤退することを公表した。

この発表を受け、トロ・ロッソ時代の2018年より3シーズンにわたってタッグを組んできたアルファタウリのフランツ・トスト代表は、ホンダに労いの言葉を贈った。アルファタウリの公式メディアを通じて声明を述べている。

「我々、スクーデリア・アルファタウリとホンダは2018年に協力し始め、それ以来とても良好かつプロフェッショナルな関係を築くことができた。そしてそれから大きな成功を収めてきた。レースでの優勝も達成し、2位と3位の表彰台も2度獲得した」

「そんな中、ホンダがF1での歩みを止める決断をしたのは残念だ。彼らのパワーユニットはF1に戻ってきて以降、短い間に劇的な進化、優れたパフォーマンスを見せていたから。残された今季、そして来季のレースで、我々はベストの結果が出せると信じている」

アルファタウリは2022年からどのパワーユニットを搭載するのか、まだ明らかになっていない。トスト氏は「ホンダのようなパートナーを見つけることは簡単なことではない。できる限りのことをして、最高のパワーユニットを得られるよう、可能な限りの選択肢を検討したい」と続け、ホンダのF1撤退を惜しんでいる。

ホンダ4期のF1参戦は2015年からスタートするも、1992年以来の実現となったマクラーレン・ホンダではアドバンテージを見せることができず、契約満了を前に2017年限りでマクラーレンとの契約を解消する運びとなった。2017年の途中にトロ・ロッソは2018年よりホンダのパワーユニットを搭載することが決まり、その供給先は2019年から拡大し、レッドブルも対象となった。

この間、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、アルファタウリのピエール・ガスリーが優勝を果たすなど、レッドブルグループとのコンビで結果を出しつつあっただけに、トスト氏からしてもホンダのF1撤退発表は無念だったようだ。

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