ミック・シューマッハ「通常のセッションが好み」スプリント予選方式に理解も、否定的な見解｜F1

ハースのミック・シューマッハが、第10戦イギリスGPで初めて行われたスプリント予選レースについて「すべてのカレンダーで行うべきフォーマットだとは思わない」との見識を示した。

F1はイギリスGPにおいて、金曜日の公式セッションでフリー走行1回目を消化した後に予選を実施。土曜日のスプリント予選レースのグリッド順を決め、同セッションで日曜に開催される決勝のスターティンググリッドが決まるという初の試みを行った。

この新フォーマットはフリープラクティスの時間が大きく削減され、セッティングを金曜日の60分だけで早々に決める必要がある。そのため、ミック・シューマッハ、角田裕毅などルーキードライバーにとっては大きく不利になるとの見方も。

シューマッハはこの試みについてあまりポジティブな印象を抱いていない様子で「F1がすべてのレースでこのフォーマットに変えるとは思えない。年に3～4レースはあるかもしれないけどね」と『MARCA』に対して語っている。

「自分としてはこの新しいフォーマットよりも通常のセッションが好みだ。そうなることで、新しいフォーマットのいくつかのレースはより特別なものになるだろう」

「もちろんサーキットを訪れたファンにとって、土曜日、日曜日と緊迫したレースが行われるのは嬉しいだろうからね」

なお、第10戦イギリスGPで実施されたスプリント予選開催のフォーマットは、第14戦イタリアGP（9月10日～12日）でも行われることが『F1』から公式発表されている。

今後、どれほどの頻度でスプリント予選レースが実施されていくのかまだ不明瞭な点もあるが、“ルーキーにとっては不利”との指摘もあるとおり、シューマッハにとってもこのフォーマットは気掛かりになっている模様だ。

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