角田裕毅、来季もアルファタウリから参戦へ…重鎮マルコ博士が示唆「継続を想定している」ガスリーの慰留にも自信「良い代案がないはず」｜F1

レッドブルの顧問であるヘルムート・マルコ氏が、アルファタウリの来季ドライバーラインナップについて、今季と同様にピエール・ガスリー＆角田裕毅の継続を示唆している。

5月31日にレッドブルはセルジオ・ペレスとの契約を2024年まで延長した。この発表はレッドブルへの再昇格を望んでいたガスリーにとっては、目標が当面のところ断たれた形に。

マルコ氏はドイツ『Formel1』からガスリーについて問われ「アルファタウリ以外の代案はないはずだ」と語り、フランス人ドライバーの残留に期待を寄せた。

「確かにレッドブルはチェコ（ペレス）と契約を更新した。だが、我々はピエールと引き続き歩むことを想定している。もし彼が外に行くとして、アルファタウリよりも良い選択肢や代案があるとは思えない」

マルコ氏は「今のところ、アルファタウリは今季からの継続を想定している」と、2023年もガスリー＆角田のセットで挑むことをほのめかした。

「我々は引き続き新型コロナウイルスへの対策に取り組み続ける必要がある。リザーブとしてジュニアチームにいる若いドライバーが選択肢に入るだろう。誰も欠場しないことがベストだが、もう1年待つ必要があるだろう」

なお、角田はモナコGPにおいて来季の契約状況について問われ「まだわからない。ただ、今クリアすべき目標は明確だし、それに向けて尽力するだけ。それ以外は何もわからない」とメディアの前で語っていた。だがマルコ氏が示唆した内容を踏まえると、レッドブルグループは角田の3季目起用を既定路線と見ている模様だ。

一方でレッドブルグループ外では、マクラーレンのダニエル・リカルドが結果を残せていないことから、今季で契約が解除されるのではとのうわさも浮上。その場合、マクラーレンはリカルドの後釜として、ガスリーを迎え入れるのではないかと報じられている。

レッドブル再昇格の道が断たれたガスリーは果たして今後どのような道を選ぶのだろうか。マルコ氏が語ったとおり、角田とのコンビ継続で来季もアルファタウリに残留するのか、もしくは外からのオファーを受け、レッドブルと袂を分かつという決断も十分にあり得る。

そして角田は来季、アルファタウリ3季目に突入となるのか。その場合組むのはガスリーなのか、それともアレクサンダー・アルボンとなるのか。はたまた、F2から昇格の新顔とコンビになるのか、その動向も引き続き注目されるところだ。

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