角田裕毅「いつかレッドブルでフェルスタッペンと一緒に走りたい」蘭メディアに夢を激白…現僚友ガスリーやマルコ博士の教えに感謝｜F1

アルファタウリの角田裕毅が、将来的に王者マックス・フェルスタッペンと同じチームで共闘することを望んでいると公言した。

角田はオランダのモータースポーツ専門メディア『RacingNews365』のインタビューを通じ、現在に至るまでのF1の戦い、そして今後どのようなドライバーになりたいのかを語っている。

F1で2年目を迎えている日本人ドライバーは「将来的にワールドチャンピオンになりたい」と大きな目標を口にした。

「これはオランダのメディアですよね？自分はマックスの近くでドライビングできることを誇りに思っています。彼と一緒に競うことで得ることがたくさんあるし、何よりマックスはグリッド上で最高のドライバーですから」

「自分は将来的にワールドチャンピオンになることが夢です。でも、それを実現させるためには、とにかくマックスを倒さないといけない。それは自分にとって究極の目標です。もちろんこれからもたくさんの学習を続けて、将来的にレッドブルで一緒に走ることができたら嬉しいですね」

そして角田は現在アルファタウリでチームメートとなっている兄貴分ピエール・ガスリーについても語った。

「ピエールからはドライビングだけでなく、レース以外でも多くのことを学んでいる。昨季序盤の時点で、レースに臨む準備方法だったり、彼とは大きな違いがあると知った。自分は体力的な点でも、足りない部分が多くありました」

「今ではピエールから多くのことを学んで、ドライバーとしての向上ができたと思っている。僕らはレース以外でも良い関係を築いていますよ」

「このチームでは（レッドブルのアドバイザーであるDR.ヘルムート）マルコの指導も大きい。時折とても厳しい時があるけど、改善に向けてどうすべきかのアプローチをしっかり示してくれる。物事をハッキリ言う彼のスタイルが好きですよ」

そして今季よりF1のレギュレーションが13インチタイヤから18インチに変わり、F2時代のインチ数に変わったことについて「簡単ではなかったですが、18インチを使うF2時代の経験が適応に役立っている。改善について以前よりも素早く対応できている」と述べた。

2022年のF1は全22レースで予定が組まれ、第18戦には2019年以来、3年ぶりとなる日本GPがセットされている。角田にとってはF1ドライバーとして初の母国グランプリとなるが、鈴鹿でのレースを心待ちにしていると明かした。

「日本にもF1ファンが多くいます。（3年ぶりの）日本GPがどうなるのか、とても楽しみにしています。日本にはマックスのファンもたくさんいますよ」

「彼は昨季、ホンダのパワーユニットでチャンピオンになりましたし、日本にいる多くのF1ファンにとっても嬉しい結果でした」

2022年、F1で2年目を迎えている角田は7レースを終え、3度の入賞で11ポイントを手にしている。これは先輩ガスリーの6ポイントを5点差で上回る内容だ。

先日、レッドブルはセルジオ・ペレスとの契約を2024年まで延長したこともあり、レッドブルのレギュラーシートは2025年まで空きがない状態となる。22歳の日本人ドライバーがインタビューで語った“レッドブルでフェルスタッペンと一緒に走る”という目標を実現させるためには、アルファタウリで結果を残し続け、大きな成長を示すことが絶対条件となりそうだ。

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