レッドブル代表、開幕戦で最後尾から立て直したペレスを称賛「まさに脱帽…素晴らしいカムバック」｜F1

レッドブルのチーム代表、クリスチャン・ホーナー氏が新加入のセルジオ・ペレスに賛辞の言葉を贈っている。

2021シーズンの開幕戦、バーレーンGP決勝でペレスは11番グリッドからスタートするはずだったが、フォーメーションラップで急にマシンの電子装置がシャットダウン。しばらくしてペレスはトラブルを復旧させるが、グリッドからのスタートはかなわず、ピットレーン出口からのスタートとなった。

最後尾からのレースとなったペレスはライバルを次々にオーバーテイクして、5位でフィニッシュを果たしている。

ホーナー代表はレッドブル初戦でトラブルから挽回したペレスについて「素晴らしいカムバックだった」と語っている。『Formula 1』公式がその言葉を伝えた。

「ペレスにはまさに脱帽だよ。ピットレーンでのスタートとなったが、素晴らしいカムバックを見せたよ。フォーメーションラップでの問題は想定外だったけど、彼は冷静さを保っていたね。本当に落ち着いて的確に対処してくれた。その後にはレースでしっかりと強みを発揮していた」

そしてペレス本人も5位フィニッシュの結果について「スタート前にはレースにならないとも一瞬思えたけど、そこから良いペースで巻き返すことができた。マシンのポテンシャルはあったし、レース全体に満足している。引き続きこのマシンへの理解を深め、次のイモラではもっと力を発揮できるようにしたい。そのために分析すべきデータもたくさんある」と述べ、第2戦エミリア・ロマーニャGPへの意気込みを示している。

レッドブルはマックス・フェルスタッペンが2位フィニッシュ。そして最後尾スタートとなったペレスは5位でレースを終え、レッドブルとしては初戦の獲得ポイントが28となった。一方、開幕戦で1位ルイス・ハミルトン、3位バルテリ・ボッタスのメルセデス勢は41ポイントを手にしている。

第1戦終了時で28－41。今後レッドブルはそのポイント差をひっくり返し、王者メルセデスのコンストラクターズ連覇に待ったをかけることができるのか。それはペレスの躍進に懸かっていると言えそうだ。