アルファタウリ代表トスト氏が角田裕毅を絶賛「彼は天性の才能を持っている」|F1

レッドブル・ジュニアチーム所属であり、現在カーリンからF2に参戦している角田裕毅に対し、アルファタウリ代表のフランツ・トスト氏が賛辞を贈っている。

先日、アルファタウリはイタリア・ファエンツァにあるファクトリーで、角田がシート合わせを行った様子を公開していた。11月4日、イモラ・サーキットで角田は2018年型のトロ・ロッソを駆り、300kmほどの走行テストを行うことが公表されている。

トスト氏はF1の公式メディア『F1 TV』を通じて「角田はF2で素晴らしい仕事をしている。スパ（フランコルシャン）とシルバーストンで優勝を経験しているし、オーストリアではウェットコンディション下で長い間レースをリードした。残念ながら無線トラブルでこのレースは2位に終わったがね」と述べている。

「レッドブルグループは政治的な理由でドライバーをアルファタウリに押し付けるようなことはない。才能を示したレーサーを我々は求めているし、そこにはホンダがF1から撤退するかどうかは関係のないこと」

「アルファタウリにはピエール（ガスリー）、ダニール（クビアト）という速いドライバーがいる。ただ、そこに誰かを選ぶ基準に何らかの政治力が働くことはない。そして角田はフォーミュラカーを操るうえで、天性の才能を持っている。スキルだけでなく、ドライバーに必要な多くの資質を備えているね。今後どうなるのか見てみよう」

角田はF1をドライブするために必要なスーパーライセンス取得を目指しており、アルファタウリのマシンで300kmほどの距離を走行することが、条件クリアの一つとされている。

そしてF2では年間順位で上位フィニッシュすることも必須となる。F2ではバーレーンでの4レースを残し、現時点でミック・シューマッハ、カラム・アイロットに次ぐ3位に付けている角田。この後も才覚を示すことができれば、トップカテゴリーであるF1へ、昇格できることになるかもしれない。

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