「悲観的になる必要はない」ヨス・フェルスタッペン、愛息子マックスのタイトル奪取に期待｜F1

元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペン氏が、愛息子マックスの初タイトル奪取に期待を寄せている。

かつてベネトンやティレル、ミナルディから参戦した元F1ドライバー、ヨス・フェルスタッペン氏はオランダメディア『De Telegraaf』のインタビューに応じ、次のような見解を示した。

「プレシーズンテスト、そして最初のレースを迎え、レッドブルはとても素晴らしいクルマを持っているように思えた。だがメルセデスはその流れをすぐに変えたね。メルセデスのマシンはいまだにポテンシャルが高いことは確かだ。マックスは彼らに近づくため、限界まで性能を引き出してドライビングしなければならないね」

「現時点でタイヤの消耗についてはメルセデスのほうがはるかに良いようだ。まだシーズンは長いし、レッドブルは悲観的になる必要はないと思う。マックスは実際にできる限りのことをしているからね」

レッドブル新加入のセルジオ・ペレスはまだ新天地で表彰台を獲得できていない。ヨス・フェルスタッペン氏は「もちろん味方は頼れるドライバーであるほうがいい。だが見てほしい。（ピエール）ガスリー、（アレクサンダー）アルボン、ペレスと十分な力を出せていないのが現実だ。これはマックスとレッドブルの組み合わせが例外的なのかもしれないけどね」と続け、レッドブルのマシンを乗りこなすという点で、マックスが誰よりもポテンシャルを引き出せていると強調した。

2021年のF1は第4戦を終えた時点で2強の様相を呈している。ルイス・ハミルトンが94ポイント、フェルスタッペンが80ポイントと、両者のポイント差は14ほど。コンストラクターズでもメルセデスが141ポイント、レッドブルが112ポイントと、今季は例年以上に接戦となっている。

父親ヨスが期待を口にしたように、マックス・フェルスタッペンはハミルトン＆メルセデスの一強時代に終止符を打つことができるのだろうか。