ハースから解雇…失意のロシア人ドライバー、マゼピンが声明を発表「とても失望している…応援してくれるすべての人に永遠の感謝を」｜F1

ハースF1チームは5日、ロシア人ドライバーのニキータ・マゼピンについて、解雇したことを公表した。また、メインスポンサーでもあったロシア・ウラルカリ社とのパートナーシップも契約解消に至った。

F1のシートを失った失意のマゼピンが、自身のSNSでファンに対しての声明を発表。次のようなメッセージを述べている。

「親愛なるファン、そして僕をフォローしているみんな。僕はF1での契約が解除になったと聞いて、とても失望している」

「FIA（国際自動車連盟）から出た厳しい裁定に加えて、ドライバーとして引き続き継続していくため、提案された条件を受け入れるという自分の要望が完全に遮断されてしまった。自分が目指すべきプロセスが実行されなかったのは残念だが、それはやむを得ないことだとも理解している」

「自分の理解者、そして応援してくれているすべての人達に、永遠の感謝を贈りたい。 僕は自分の時間を大切にしてきた。そして、僕ら全員が、より良い時代に再び一緒にいられることを心から願っている。また今後数日後に新たなメッセージを記すことにするよ。それではまた。ニキータ」

2020年にF2で総合5位となり、スーパーライセンス取得条件をクリア。2021年に父ドミトリー・マゼピンが幹部を務めるロシア・ウラルカリ社の後ろ盾を受け、ハースのレギュラードライバーとなるも、今年2月24日にロシア軍がウクライナ侵攻を行ったことから、ハースはウラルカリ社、及びロシア人ドライバーであるマゼピンとの契約を解消する運びに。

結果として2年目のF1シーズンを迎える前に、レギュラードライバーとしての道が絶たれたマゼピン。本人にとっても幼少期からF1は夢の舞台だっただけに、落胆の様子を隠せない模様だ。

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