ガスリー、戦友ジョビナッツィのシート喪失に「本当に悲しい」ルクレール、角田裕毅とともに“特に親しい友人”と語る｜F1

2021年シーズンをもってアルファロメオのレギュラードライバーから外れるアントニオ・ジョビナッツィについて、古くからの友人であるピエール・ガスリーが「彼がパドックから離れるのは本当に悲しい」と述べている。

ジョビナッツィは2021年限りでレギュラーのシートを失い、2022年はフォーミュラEをメインで戦うことになった。その一方で同シーズンはミック・シューマッハとの分業でフェラーリのリザーブドライバーを務めることも確定している。本人は2023年のF1レギュラー復帰を目指しているという。

ガスリーはファンとのライブチャットイベントを通じて「アントニオが来季、パドックから離れるのが本当に悲しいよ。彼はとても良い友人であり、人間的にも尊敬できる人物だからね」と下部カテゴリー時代からの盟友である、イタリア人ドライバーのシート喪失を惜しんだ。

なお、ガスリーは“F1で仲の良い人物は？”と聞かれ、3人の名前を挙げた。僚友角田裕毅もその一人だと返答している。

「アントニオは下部カテゴリーから一緒に過ごしてきた仲の良い友達さ。パドックの中ではシャルル（ルクレール）が僕の親友と言える間柄だね。あとユウキは今季、一緒に多くの時間を過ごしたし、とても良い関係を築いている」

「F1にいるみんなとは仲良くしているけど、この3人については特に親しい友人と言えるね」

なお、ガスリーは2016年シーズンのGP2（現F2）チャンピオンとなったが、この時にタイトルを争ったのがプレマレーシングの同僚、ジョビナッツィだった。ガスリー219ポイント、ジョビナッツィ211ポイントと8点差で、ガスリーは下部カテゴリーの2016年GP2を制している。

2021年シーズンのF1において、ジョビナッツィはシーズンを通じて3ポイント奪取に留まった。今季限りで引退となった同僚キミ・ライコネンは10ポイントを手にしているが、両者の今季予選グリッド結果は13対7と、ジョビナッツィのほうがより多く前のポジションを確保した形になる。

だが結果としてライコネンとジョビナッツィはそろって今季限りでアルファロメオから去ることになり、同チームは来季バルテリ・ボッタス＆チョウ・グアンユーの組み合わせで挑むことになった。イタリア人ドライバーのレギュラーシート喪失は、仲良しのガスリーにとっても残念な出来事となった模様だ。

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