「今年は何が実現可能なのかわかっている」ヨス・フェルスタッペン、愛息子マックスのタイトル奪取に期待｜F1

元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペン氏が、愛息子マックスのタイトル奪取に期待を寄せている。

かつてベネトンやティレル、ミナルディからF1に参戦したヨス・フェルスタッペン氏は、オランダメディア『Ziggo Sport』のインタビューに応じた。マックス＆レッドブルは2021年こそ頂点に立てるのではないかとの見解を示している。

「バーレーンでは戦略的な事情もあり、メルセデスにトップを譲ったかもしれない。だが今年はいつもと違う。次のレースで勝利に近づくことができるだろう。楽しみで仕方ないよ」

メルセデスとのギャップについては「メルセデスは進化を続けている。だが我々は眠っているわけではなく、それ以上のスピードで前進しているんだ。今年、自分たちは何が実現可能なのかをわかっている。準備も進んでいるし、きっとエキサイティングなシーズンになるだろう」と説明。レッドブル＆愛息子マックスにとって、飛躍の1年になると主張した。

開幕戦のバーレーンGPではフリープラクティスから予選までマックス・フェルスタッペンが突出した速さを見せた。だが決勝ではタイヤ交換のタイミングやピット戦略により、レース中盤からメルセデスにトップを奪われてしまう。

フェルスタッペンは終盤にハミルトンを猛追し、残り4周で一時はオーバーテイクに成功。しかし、この追い抜きはトラックリミットを超えていたとして、レッドブルは無線で一度2位にポジションを下げるよう指示。フェルスタッペンは再びハミルトンを追うも、フィニッシュまで再度抜くことはできず、僅差の2位フィニッシュとなった。

2014年以降はメルセデスがライバル勢に対して明確なアドバンテージを示し、ダブルタイトル7連覇を果たしている。今季の8連覇阻止に向け、ヨス・フェルスタッペン氏はレッドブル・ホンダの仕上がりぶりに、ポジティブな印象を抱いているようだ。