角田裕毅がF2第7戦スパ・フランコルシャンのフィーチャーレースで今季2勝目 | F2

FIA F2第7戦スパ・フランコルシャンのフィーチャーレースで、日本人ドライバーの角田裕毅（カーリン）が今シーズン2勝目をマークした。フィーチャーレースでは今季初優勝となる。

28日に行われた予選では角田がポールポジション、松下信治（MPモータースポーツ）が3番手となったが、レース1では角田がレースを先行し、立ち上がりで2番手ニキータ・マゼピンを抜いた松下が2位に浮上。日本人のワン・ツーでレースは進んだ。

松下はここから順位を落とし、4周目の途中にクラッシュして無念のリタイア。一方で角田はトップ争いをしながらピットインでのミスもあり、一度は2位に順位を落とす。ここからトップのマゼピンとバトルを繰り広げるも、マゼピンは荒いドライビングを見せて角田にトップの座を明け渡そうとせず。

角田は積極的に仕掛けるもファイナルラップでマゼピンを抜くことができず、マゼピン、角田の順番で入線した。だがマゼピンには5秒のタイムペナルティが科され、角田の優勝が決まった。

ペナルティの2位マゼピンは表彰式直前、リザルトボードに車体を当てて弾き飛ばすという失態を見せた。表彰式でもやや険悪なムードとなったが、3位ミック・シューマッハーが角田とマゼピンの間に入り、場を和やかにする場面も。昨年のベルギーでこの世を去ったアントワーヌ・ユベール追悼の意味も込め、シャンパンファイトの後はフランス国旗が掲げられた。

角田は今季のポイント数を111に伸ばし、ランキング3番手に浮上。トップのカラム・アイロットとのポイント差を11に狭めている。

なお、2位表彰台に上がったマゼピンだったが、リザルトボードを弾き飛ばしたシーンが危険な行為として問題視され、審議の結果スプリントレースでの5グリッド降格が決まっている。

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