角田裕毅「FPで多くの周回を重ね、少しでも早く適応したい」初コースの第3戦ポルトガルGPに意気込む｜F1

2021シーズンの第3戦ポルトガルGPを前に、アルファタウリの角田裕毅が意気込みを示している。

角田は『アルファタウリ』の公式メディアを通じて「イモラで多くのことを学んだ」と語り、デビュー3戦目での巻き返しを誓っている。

「バーレーンは順調でしたが、イモラは正反対の内容でした。イモラではある程度できると思っていましたし、チームも期待してくれていただけに残念でした」

「フリープラクティスで順調だったのに予選では大きなミスを犯し、非常に厳しい決勝となりました。ここ2年はひどいクラッシュをしたことがなかったので、自分にとっては大きな教訓になりました。ウェットでF1カーをドライブしたのもこのレースは初めてで、ミディアムタイヤの使用は本当にトリッキーでした。でも、ここまで2つのレースを経験して、マシンはトップ6で走るポテンシャルがあると感じています」

ポルトガルGPに向けては「自分にとっては初めて走るサーキットになる」と語った。

「シミュレーターではポルティマンを何度か体験しました。昨年のグランプリもチェックしましたが、何が起こるかわからないですね。ターン1やオフキャンバーのターン13のように、面白いコーナーが複数あります。とてもユニークなコースで、高低差のあるセクションやブラインドコーナーもありますね」

第2戦の決勝ではトラックリミットを何度も超えて走行したこともあり、5秒のタイムペナルティを受けた。そのため「トラックリミットには注意が必要だと思いますが、徐々にペースを上げていきたい」と反省点も述べている。

「バーレーンとイモラはドライブの経験がありましたが、ポルティマンはこの2レースとは全く異なる状況になります。フリープラクティスでは少しでも多くの周回を重ねて、このトラックに少しでも早く適応したい。予選に向けて十分な準備を進めたいですね」

角田は初走行となるポルトガル・アウガルヴェサーキットで、結果を残すことができるのだろうか。第3戦ポルトガルGPは4月30日～5月2日にかけて行われる。