角田裕毅「少し厳しいレースになる」FP3のトラブル＆予選16番手を悔やむ…決勝での巻き返しに照準｜F1

2022年のF1開幕戦、バーレーンGPの公式予選を終え、アルファタウリの角田裕毅が土曜日の公式セッションを振り返った。

角田はQ3開始直後、ピットから出ようとしたら、ステアリングが切れないというトラブルに見舞われる。すぐさまマシンのノーズを外して修復作業に入り、角田は結局FP3において一度もトラックに出ず、60分のセッションを終えることに。そして予選までに修復は済んだものの、Q1で角田は15番手にわずか0.024秒届かず、16番手で無念のQ1敗退となった。

角田はチーム公式メディアを通じて「本当に難しい1日でした」と落胆混じりの言葉を発している。

「気温が低くなった状況下ですと、マシンがうまく機能しないということがわかっていましたし、フリー走行3回目でも走れませんでした」

「予選ではなんとかQ2に進出したいと思っていましたが、残念ながらそれを達成することができませんでした」

そして日曜の決勝に向け、角田は「まだ他のチームのレースペースがどのぐらいになるのかわかりません。少し厳しいレースになると思います。それでもなんとかポイントを手にできるように頑張ります」と発言。16番手からの巻き返しに意欲を示している。

チームのテクニカルディレクター、ジョディ・エギントンも「今のところ、我々はマシンのポテンシャルを十分に引き出すことができていない」と語っている。

「（FP3は）ユウキのせいではなく、ハイドロリック系トラブルのためにセッションをスキップしなければならなかった。彼は十分に走行できないまま、予選を迎えてしまった。決勝ではユウキがポジションアップできるよう、チームでフォーカスしたい。また、ピエール（ガスリー）にどれだけよりよいチャンスを生み出せるかもトライするつもりだ」

昨季開幕戦、角田はスタート直後にポジションを落とし、一時は17番手になった。だがそこから次々にオーバーテイクを仕掛け、終盤にはランス・ストロールを抜いて9位に浮上し、F1デビュー戦で9位入賞を果たした。

果たして角田はF1で2年目となる今季開幕戦のバーレーンGPで、16番グリッドからどのようなレースを見せるのか。昨シーズンよりもアルファタウリは苦戦をするのではないかと見る向きもあるなか、奮闘が期待される。

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