2022年のF1第4戦エミリア・ロマーニャGPの決勝が24日行われた。
現地イモラはレースの1時間ほど前まで小雨混じりの天候だったが、そこからは雨が降らず。路面はかなり乾いた状態で決勝の時間を迎える。
全車がインターミディエイトを選択し、レースはグリーンフラッグに。3番手スタートのセルジオ・ペレスが抜群の蹴り出しを見せ、シャルル・ルクレールを抜いて2番手に上がり、レッドブルの1-2でターン1に飛び込む。
そしてターン1~2にかけて、カルロス・サインツとダニエル・リカルドが接触。サインツがグラベルで動けず、レースはすぐさまセーフティーカーとなる。後方では12番手スタートの角田裕毅が10番手に順位を上げた。
5周目からローリングスタートでレース再開となり、角田はフェルナンド・アロンソを抜いて9番手となる。アロンソはオープニングラップの接触でボディ右カウルが破損していたことから、ここから順位を落としていき、ピットに入ってリタイアを選択した。
レース中盤に雨が降り出すとの天気予報があるため、各マシンはインターミディエイトを持たせながらラップを重ねる展開に。
15/63周目あたりから、各マシンはインターミディエイトの周回ペースが下がってくる。だが第2スティントに切り替えるためのピットインがなかなかできないというもどかしい状況が続いた。
17周目、後方を走っているリカルドがここでドライのミディアムにタイヤを変更する。リカルドのレースペースがドライで一気に上がったことから、ここから各マシンはドライへとチェンジしていく。20周目までには全車がドライタイヤへと変更した。
レースラインが乾いてきた一方、コース上はラインを外すと路面がまだ濡れていることから、ポジションの変動はあまり起こらず。
トップのマックス・フェルスタッペンがトップを独走し、8秒ほど後方に2番手ペレス、3番手ルクレールの3台だけが他より1ラップあたり1~2秒速いペースで周回を重ねる。4番手ランド・ノリスとなり、ジョージ・ラッセル、バルテリ・ボッタス、セバスチャン・ベッテル、ケビン・マグヌッセン、そして9番手に角田という順番でレースが進む。各マシンは雨が降らない限り、最終63周まで走り切る流れに。
40/63周目には、14番手走行中のルイス・ハミルトンにブルーフラッグが振られ、トップのフェルスタッペンにポジションを譲ってラップダウンになるという場面も。
9番手走行中の角田は7番手ベッテル、8番手マグヌッセンよりも速いペースでラップを重ねていき、46周目にはマグヌッセンの後方1秒以内に入る。48周目のストレートエンドで角田はマグヌッセンをパスし、8番手に浮上した。ここからは3秒前方の7番手ベッテルを追う展開に。
50周目、3番手走行のルクレールはミディアムの第2スティントに見切りを付け、ファステストラップ狙いのソフトにスイッチ。すると2番手走行中のペレスもソフトタイヤに変更する。今度はトップのフェルスタッペンもソフトタイヤに変え、上位3台がファステストラップ合戦に突入。
その直後、54周目の途中でルクレールがスピンを喫し、ウォールに接触してポジションを4番手に下げる。この後ピットに入り、フロントウイング&タイヤを交換。このタイミングのターン1で角田はベッテルをオーバーテイクし、ルクレールのピットストップもあり、一気に順位を6番手まで上げた。
前方ではフェルスタッペンが1分18秒台で周回し、ファステストラップをマークする。そして終盤に入り、6番手走行中の角田には、ポジションを落とした7番手ルクレールが迫ってくる。62周目のストレートエンドでルクレールが角田をパスし、角田は順位を7番手に落としてしまう。
結局レースはポールスタートのフェルスタッペンが一度もトップの座を譲らず、ファステストラップを獲得した状態でフィニッシュチェッカーを受け、グランドスラムで今季2勝目をマークした。2位にはペレスが入り、レッドブルの1-2となった。3位ノリスまでが表彰台に上がった。
4位ラッセル、5位ボッタス、6位ルクレールと続き、角田が7位フィニッシュで今季最高位。6ポイントを奪取し、今季の総合点数を10点に伸ばした。これで12位フィニッシュとなった僚友ピエール・ガスリーの総合6ポイントを上回る形に。
8位ベッテル、9位マグヌッセン、10位ストロールまでが入賞となっている。
第4戦エミリア・ロマーニャGP決勝結果
1/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
2/セルジオ・ペレス/レッドブル
3/ランド・ノリス/マクラーレン
4/ジョージ・ラッセル/メルセデス
5/バルテリ・ボッタス/アルファロメオ
6/シャルル・ルクレール/フェラーリ
7/角田裕毅/アルファタウリ
8/セバスチャン・ベッテル/アストンマーティン
9/ケビン・マグヌッセン/ハース
10/ランス・ストロール/アストンマーティン
11/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
12/ピエール・ガスリー/アルファタウリ
13/ルイス・ハミルトン/メルセデス
14/エステバン・オコン/アルピーヌ
15/チョウ・グァンユ/アルファロメオ
16/ニコラス・ラティフィ/ウィリアムズ
17/ミック・シューマッハ/ハース
18/ダニエル・リカルド/マクラーレン
-/フェルナンド・アロンソ/アルピーヌ
-/カルロス・サインツ/フェラーリ
Getty Images
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チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 3月18日(金) ~19日(土) | 3月20日(日) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月25日(金) ~26日(土) | 3月27日(日) |
第3戦 | オーストラリアGP | 4月8日(金) ~9日(土) | 4月10日(日) |
第4戦 | エミリア・ロマーニャGP | 4月22日(金) ~ 23日(土) | 4月24日(日) |
第5戦 | マイアミGP | 5月6日(木) ~7日(土) | 5月8日(日) |
第6戦 | スペインGP | 5月20日(金) ~21日(土) | 5月22日(日) |
第7戦 | モナコGP | 5月27日(金) ~ 28日(土) | 5月29日(日) |
第8戦 | アゼルバイジャンGP | 6月10日(金) ~11日(土) | 6月12日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月17日(金) ~ 18日(土) | 6月19日(日) |
第10戦 | イギリスGP | 7月1日(金) ~ 2日(土) | 7月3日(日) |
第11戦 | オーストリアGP | 7月8日(金) ~9日(土) | 7月10日(日) |
第12戦 | フランスGP | 7月22日(金) ~23日(土) | 7月24日(日) |
第13戦 | ハンガリーGP | 7月29日(金) ~ 30日(土) | 7月31日(日) |
第14戦 | ベルギーGP | 8月26日(金) ~ 27日(土) | 8月28日(日) |
第15戦 | オランダGP | 9月2日(金) ~3日(土) | 9月4日(日) |
第16戦 | イタリアGP | 9月9日(金) ~ 10日(土) | 9月11日(日) |
第18戦 | シンガポールGP | 9月30日(金) ~10月 1日(土) | 10月2日(日) |
第19戦 | 日本GP | 10月7日(金) ~ 8日(土) | 10月9日(日) |
第20戦 | アメリカGP | 10月21日(金) ~ 22日(土) | 10月23日(日) |
第21戦 | メキシコGP | 10月28日(金) ~ 29日(土) | 10月30日(日) |
第22戦 | サンパウロGP | 11月11日(金) ~ 12日(土) | 11月13日(日) |
第23戦 | アブダビGP | 11月18日(金) ~ 19日(土) | 11月20日(日) |