ウェットでハミルトンが大逆転！トルコGPを制し今季10勝目、7度目のタイトルを獲得｜F1

2020年のF1第14戦トルコGP決勝が現地時間11月15日行われ、ルイス・ハミルトンが優勝。7度目のドライバーズタイトルを手にした。

レースは序盤から上位勢がウェットタイヤでスタートし、レーシング・ポイントの2台が他を突き放して先行する形に。数周走った段階でインターミディエイトのタイヤへと各チームが続々チェンジする。

ここからレーシング・ポイントの2台を3位マックス・フェルスタッペンが猛追するも、19周目にバックストレートでS・ペレスに仕掛けようとしたフェルスタッペンがスピンし、そのままピットインを余儀なくされる。

路面温度が低いことからウェットコンディションはなかなか良化せず、各マシンがインターミディエイトでスリッピーな路面に苦戦する中、ルイス・ハミルトンが徐々にペースアップし、3番手に躍り出た。

先頭を走っていたポールポジションスタートのランス・ストロールはタイヤ交換でピットに入り、優勝争いから遠ざかる。S・ペレスが一時は先頭に立つも、ハミルトンが抜いてトップに躍り出ると、このままファイナルラップまでロングランを敢行し、ハミルトンが今季10勝目で通算94勝目。3戦を残して7度目の年間タイトルを手にした。

ファイナルラップでシャルル・ルクレールに抜かれたS・ペレスだったが、ルクレールがターン11でオーバーランしたため、S・ペレスが2位のポジションを取り戻す。4位走行中だったセバスチャン・ベッテルがラインを外したルクレールを抜いて3位に浮上し、今季初の表彰台となった。一方でルクレールはファイナルラップで2位に躍り出るも、表彰台フィニッシュを失う形に。5位カルロス・サインツ、6位フェルスタッペン、7位アレクサンダー・アルボン、8位ランド・ノリス、9位ストロール、10位ダニエル・リカルドとなった。

なお、ドライバーズランキング2位のバルテリ・ボッタスは優勝争いに絡むことができず、周回遅れの14位フィニッシュとなっている。

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