雨のシュタイアーマルクGP予選は2位を1.2秒突き放しハミルトンがPP獲得…キャリア89回目 | F1

2020年のF1第2戦、シュタイアーマルクGPの公式予選が現地時間11日行われた。

この日、雨天のためフリー走行3回目は実施されず。公式予選も開催が危ぶまれたが、荒天の中で予選が実施されることになった。

各チームともQ1からウェットコンディションに苦労する展開となり、ドライコンディションでは速さを見せていたレーシング・ポイントのセルジオ・ペレスが17番手タイムでQ1脱落となった。

Q2ではセバスチャン・ベッテルが10番手、そして同僚シャルル・ルクレールが11番手となり、ルクレールがQ2敗退。第1戦オーストリアGPではベッテルがQ3進出を逃していたため、フェラーリの2台は前レースの予選から入れ替わる状況となった。そのうえルクレールはダニール・クビアトのアタックを妨害したとして3グリッドのペナルティを科されている。

迎えたQ3では雨がより強くなった中、ルイス・ハミルトンが驚異的なマシンコントロールを見せて1:19.273のタイムをマークした。ハミルトンはこれでキャリア89回目のポールポジションを獲得。結果的に2番手タイムはマックス・フェルスタッペンだったが、両者のタイム差は1.216秒差も開くという圧倒的な内容だった。

3番手にカルロス・サインツ、以下バルテリ・ボッタス、エステバン・オコン、アレクサンダー・アルボンと続く。ランド・ノリスは6番手タイムだったが、フリー走行時のグリッドペナルティにより決勝では9番手スタートとなる。

土曜日の予選はレインタイヤでの走行となったが、日曜の決勝は天気予報が曇り。ドライコンディションが予想されており、各チームともスタート時からタイヤを自由に選択できる。ピット戦略も含め、どのようなレースプランで挑んでくるのか、決勝では予想だにしなかった展開が待っているかもしれない。

順位・結果（予選）

※ランド・ノリス＆シャルル・ルクレールは3グリッド降格

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