日本GP中止の穴埋めはまだ未定…アゼルバイジャンで今季2度目実施のうわさも、主催者は「不可能」と否定｜F1

今季、オーストラリアGP（7月6日中止決定）と日本GP（8月18日中止決定）が開催断念となり、全23グランプリ開催予定ながら、現時点で2レースの開催地が定まっていない。

現在組まれているカレンダーを踏まえ、10月1日～3日の第16戦トルコGPを終え、次戦アメリカGPが開催される10月22日～24日までの中2週で、アゼルバイジャンで再びグランプリが開催されるのではないかとヨーロッパのモータースポーツメディアで報じられていた。

トルコから移動距離が近く、検疫の面でも弊害が少ないことから、第6戦の舞台バクー市街地コースでの今季2戦目を推す声もがあったようだが、その実情は難しい模様だ。

アゼルバイジャン『AutoMotorSport』はアゼルバイジャンGPの主催者に直接連絡を取り、バクー市街地コースで10月10日、もしくは同17日決勝でのレースが可能なのか確認したという。

「バクーで再び今季の2レース目が実施されるとのうわさは事実と異なる。我々はそのオファーを受けていないし、物理的にも不可能だ。バクーはレース専用サーキットではなく、市街地コースであることから、準備期間も3カ月はかかる」

一方、10月1日～3日レース開催予定のトルコGPについても、昨今の感染症拡大に伴いイギリスの渡航レッドリストにトルコが載っていることから、開催に黄色信号が灯っているとの見方も。

昨季と同様にニュルブルクリンクでのアイフェルGP、もしくは上海での中国GPが復活するのではないかとのうわさもあるが、レース実施に向けた様々な調整は、困難を極める状況となっている模様だ。

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