フェルスタッペン「セットアップを変更したけどうまく作用しなかった」サウジアラビアGP予選までの修正に意欲｜F1

第21戦サウジアラビアGPのフリー走行2回目終了後、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが金曜のセッションを回顧している。

サウジアラビアGPのジェッダ・コーニッシュ・サーキットはF1初開催に向けて新設された市街地コースで、トラックの完成度を不安視するような懐疑的な見方もあった。だが金曜日の公式セッションでは、FP2の終盤にシャルル・ルクレールがターン22でウォールにヒットした以外に大きなトラブルもなく、各マシンが多くのラップを周回してデータ収集した。

FP1では全体2番手、FP2では全体4番手でセッションを終えたフェルスタッペンは「高速コーナーが多くて走っていてとても楽しいトラックだ」とサーキットの印象を語っている。

「FP2でタイヤを機能させるのにかなり苦戦した。そのため、原因をしっかり探っていく必要があると思う。また、FP1とFP2の間に何箇所かセットアップを変更したけどうまく作用しなかった。なので土曜日の予選までにはいいバランスを見つけたいと思う」

「その他にももちろん改善すべきことがたくさんある。よりいいマシンのペースが引き出せるよう、今夜はチームとともに準備を進めていきたい。明日の予選は何が起こるか分からないし、トラフィックによって難しい状況も考えられるかもしれない。それでも全力を尽くしてプッシュしたい」

レッドブルの僚友、セルジオ・ペレスは「ロングランの走行が十分に行えず、本来のパフォーマンスを引き出せずに終わってしまった。ソフトタイヤでのタイムは実際の全体での位置とは異なると思う」と述べ、改善の余地があると主張した。

「まだまだマシンには引き出せる力があると思うし、予選はいいバランスとペースを見つけて望めるように改善を目指す」

また、ペレスも「このサーキットはちょっとしたミスがそのまま様々なところに大きく影響してしまうチャレンジングなコースだ。決勝はおもしろい一戦となりそうだけど、まずは予選で少しでも前のポジションを確保することが重要になるね」とサーキットの特性について要注意だと強調した。

今季は残すところあと2戦。マックス・フェルスタッペンは初のドライバーズタイトルを手にできるのか。そしてコンストラクターズタイトル争いでレッドブルは、首位メルセデスを5点差で追っている状況でもある。フェルスタッペンとペレスにとって、ジェッダでは何としてもメルセデス勢より前のポジションでフィニッシュしたいところだ。

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