ベッテル、フェラーリで最後のイタリアGPを前に「ここに来たことを後悔していない」｜F1

2020年のシーズンを最後に、セバスチャン・ベッテルはフェラーリから離脱することが確定している。

第8戦イタリアGPはフェラーリのお膝元であり、フェラーリドライバーとしてベッテルにとっては最後のモンツァとなる。このレースを前に、ベッテルが意気込みを示した。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に対して語っている。

「次のモンツァが僕にとってフェラーリで最後のイタリアGPとなるね。もっと勝ちたかったよ。だけど最後まで残念ながら戦うことができなかった」

「僕はフェラーリに加わったことを後悔していない。確かにタイトルをここで手にすることはできなかったかもしれない。だけど良いときも悪いときも、自分にとっては必要な時間だったと認識している。あらゆることに終わりの時が訪れる。それだけのことだと思うんだ。僕は次の目標に向けて前へと進まないといけないね」

一部ではベッテルについて、2021年は休養となるのではないかと指摘するメディアも。だがベッテル本人は「自宅で休み続けることだってできる。だけど僕はF1の世界が素晴らしいものだと思っているんだ。大きな野心を持ち、魅力的なチームから誘いがあったら僕は迷わずそこに身を投じる。それだけのこと」と続け、今後もF1で戦い続けることを示唆している。

フェラーリからの退団が決まり、一部ではレーシング・ポイントに来季から加わるのではないかとうわさされているベッテル。2021年のシートは現時点で未定だが、本人がF1での挑戦を示唆しているように、今後の進路は間もなく定まることになるかもしれない。

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