角田裕毅「マシンへの理解度を高めつつある」次戦サンパウロGPに照準…スプリント予選への懸念は「今季数回経験してきた」｜F1

第19戦サンパウロGPに向けて、アルファタウリの角田裕毅がコメントを発している。

次戦、ブラジルのインテルラゴスで行われるサンパウロGPは角田にとって初めてのトラックとなる。また、同レースでは土曜日のセッションでスプリント予選レースが行われることもあり、フリープラクティスの回数がいつもの3ではなく、2回となる。

その点はルーキーの角田にとっても懸念材料となっている模様だが、あくまでポジティブにブラジルでのレースに照準を定めている。チームの公式メディアを通じて次のように語った。

「メキシコではオープニングラップを終えることもできず、残念な結果となりました。それでも日曜日に至るまでのパフォーマンスは今シーズン最高の一つだったと思っています」

「3レース連続で予選Q3進出も果たしましたし、週末の間はずっとペースも良かった。結果として初めてのメキシコGPでは思うような結末になりませんでしたが、自分にとっては素晴らしい体験でもありました。メキシコのファンはとても情熱的で、彼らの前でレースをすることが特別なことだった」

「すでにブラジルのサンパウロに入っています。ブラジルのトラックをドライブしたことがないということとは別に、今回のレースではスプリント予選レースがあります。インテルラゴスを実際に走って学ぶ機会が予選前に1時間（フリー走行1回目）しかないということ」

角田は「それでも僕らは今季こういうケースを数回経験してきた。自分たちのマシンへの理解度を高めつつあり、前よりも自分が何をすべきか、どのように対処すれば最善なのかを把握できるようになった」と続け、18レースを消化して以前より適応力が向上したと自信をのぞかせている。

第19戦サンパウロGPにおいて、角田は結果を残すことができるのか。メキシコGPでは金曜、土曜のセッションで抜群の存在感を示していながら、1周目の1コーナーで混乱に巻き込まれる形でレースを終えただけに、ブラジルの地での躍進が期待されるところだ。

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