角田裕毅とベッテルがメキシコGP会見に登場…ご当地料理の話題で元王者が角田にツッコミを入れるシーンも｜F1

アルファタウリの角田裕毅が現地時間4日、F1公式会見に登場。元王者セバスチャン・ベッテルが同席した。

ベッテルはフェラーリ時代、メキシコGPで2018年、2019年と2位表彰台に上がっていることもあり「メキシコには素晴らしい思い出が残っている。メキシコの雰囲気は素晴らしいし、またあのスタンドの前を走ることができるというだけで嬉しいよ」とメキシコで2年ぶりのF1開催を喜んだ。

「メキシコのハンドリングはとても特徴があるんだ。結構角度のきついターンがあるけど、空気が薄いので（直線セッティング重視の）モンツァと同じぐらいのダウンフォースしか感じない。難しいけどここのドライビングは大好きなんだよ」

前レースのアメリカGPではパワーユニットの交換で18番手スタートながら、10位入賞を果たしたベッテル。本人は「オースティンでは後ろからのスタートとなったけど、ポイント圏内まで浮上できて少し驚いたよ。競争力はあると思っていて、直接的なライバルはアルピーヌとアルファタウリだ。彼らに近づいていると思う」と述べた。隣にいる角田のアルファタウリに対してのライバル心を示している。

角田も「ここから最終戦までポイントを手にすることが何よりも重要」と述べ、ラスト5戦での躍進を誓った。

「もちろん簡単なことではないですが、良いマシンを持っているし、チームがコンストラクターズ5位でシーズンを終えられるようにできる限りのことをしたい。自分としてはこれまで走ったことがないトラックが複数あります。それでもなんとか適応して結果を出していきたい」

メキシコに訪れたのが初めてという角田。これまでもご当地の美味しいものを求めるなど、“腹ぺこ”のキャラクターが周知されている。すでに自身のSNSではメキシコで美味しいタコスを食べたと明かしていることもあり、会見ではその話に。

「昨夜食べたタコスは本当に美味しかった。自分は新しい国に行くと、当地で美味しい料理を探すんです。タコスを食べることができて満足している」

会見において、今季ドイツでグランプリが行われないという話題になり、ドイツ人ドライバーのベッテルは「今季、F1がドイツで行われないのは本当に残念なことだ」と述べている。

角田はドイツから想起するイメージで「シュニッツェル？」と発言。するとベッテルは「それはオーストリアだよ。シュニッツェルはオーストリアの料理だ」とツッコミを入れた。角田は「そうなの？」と返答している。

前回アメリカGPで角田は9位、ベッテルは10位でのフィニッシュとなった。メキシコGPで角田はライバルたちとの戦いを制し、2戦連続ポイント奪取となるのか注目される。

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