角田裕毅「初めてのコース…ガスリーから学びたい」次戦オーストラリアGPに向け照準｜F1

アルファタウリの角田裕毅が、第3戦オーストラリアGPに向けて照準を定めた。

開幕戦バーレーンGPでは8位フィニッシュを果たした角田。だが第2戦サウジアラビアGPでは予選Q1アタック直前に問題が発生し、タイムを出すことができず。迎えた決勝では最後尾からのレースとなるはずだったが、レコノサンスラップ中に新たな問題が発覚し、決勝ではグリッドに着くことなくレースを終えることになってしまった。

角田は『DAZN』のマイクを通して、次戦での巻き返しを誓っている。

「フリー走行までペースが良かっただけに、ジェッダでのトラブルはすごく残念だった。予選で起きた問題に続いて、グリッドに向かう途中で別のトラブルが発生したんだ」

「フリー走行3回目を終えてから1周以上コースを走ることもできなかった。バーレーンよりもマシンが良くなっていただけに残念に思っている。でも前を向いて進むしかない」

僚友ピエール・ガスリーよりも速く走れるか問われると「もちろんどのトラックでも僕は彼よりも速く走りたいと思っている。最大のライバルはチームメートだからね」と述べた。

また、次戦オーストラリアGPのアルバート・パーク・サーキットは角田にとって未経験のコース。その点は本人も懸念材料に思っている模様だ。

「オーストラリアではちょっと状況が難しいかもしれない。ガスリーは過去にこのサーキットを走ったことがあるから。未経験の自分としては、フリー走行でガスリーから学びたい。現時点で初めて走るコースでもあるから、高望みをするつもりはないよ」

そして角田は改めて第3戦オーストラリアGPの躍進に意欲を示した。

「オーストラリアに向けて、まずはイギリスでシミュレーターをしてコースをしっかり把握したい。初めてのコースなので自分としてもすごく楽しみにしています」

「最後にオーストラリアへ行ったのは、学校にいたとき以来で、すごくいい国なので楽しみにしているし、もちろん予選Q3（進出）とポイントを目指して頑張ります」

第1戦は角田が8位入賞。第2戦は僚友ガスリーが8位入賞を果たし、アルファタウリのドライバー2人は4ポイントで並んでいる状況となる。

角田は初のアルバート・パーク・サーキットで順応性を示し、結果を残すことができるのだろうか。第2戦は不本意なDNSとなっただけに、オーストラリアでは着実に結果を残したいところだ。

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