角田裕毅「最適なバランスを見つけるところで苦労している」初開催マイアミGPのトラックには好印象も…予選まで要修正と説く｜F1

2022年第5戦マイアミGPのフリー走行2回目終了後、アルファタウリの角田裕毅がコメントを発している。

現地マイアミ・インターナショナル・オートドロームはF1初開催ということもあり、各チームがFP1、FP2とも積極的にデータ収集を行った。角田はロングランの特色が強いプログラムを行い、ベストラップはFP1が18番手タイム、FP2が13番手タイムだった。

金曜のセッションを終え、角田は「ここのトラックはとてもスペシャル。とくにセクター2が好みの区間ですね」とサーキットへの好印象を語っている。チーム公式メディアがその言葉を伝えた。

「F1カーではターン11やターン16のようなコーナー（低速特性のカーブ）で走ったことがほとんどないので、とても楽しい」

「まず初日のセッションはとにかくこのサーキットを学ぶことばかりでした。ただ、思っていたよりも滑りやすく、実際に数台のマシンがバリアにヒットしていましたね。実際にレースラインから少しでも外れると、かなりグリップを失う」

「ほかのサーキットに比べると、最適なバランスを見つけるところで苦労していますが、一歩一歩進みながらペースを上げていく必要がある。もちろん現時点でマシンのバランスに満足していませんが、今夜はチームとデータを見ながら良い方向へ突き詰めていきたい。予選に向け、良い状態にまとめたい」

アルファタウリのチーフレースエンジニア、ジョナサン・エドルズ氏も「ここのコースはストレートが長いため、ダウンフォースレベルが低くなる。それでハンドリングを安定させるのが難しい」とセッティングバランスが難しいとの印象を口にしている。

「FP1からFP2で少し手を加えたが、ユウキのマシンはこのトラックに合うバランスではなかったようだ。このデータをもとに分析を進め、土曜までに改善させていきたい。レッドフラッグが続いたこともあり、十分にロングランのデータが収集できなかった点は想定外だった。ただ、それは他のチームも同様だと思うし、ひたすら学習を継続させていきたい」

金曜のセッションではベストタイムが18番手、13番手だった角田。土曜のFP3、そして予選までにアルファタウリはどうマシンバランスを修正してくるのか注目したい。

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