角田裕毅「今年最高の予選。バーレーンGP以来、最も自信を深めた」アブダビGP予選ミディアムQ2突破に充足感、決勝8番グリッドからの躍進を誓う｜F1

2021年シーズンのF1最終戦、第22戦アブダビGPの公式予選を終え、アルファタウリの角田裕毅が土曜日の公式セッションを振り返った。

FP3では全体6番手タイム。そして予選ではQ1、Q2を危なげなく突破。Q3では最初のアタックでバルテリ・ボッタスを上回る4番手相当のタイムで走るも、トラックリミット違反によりノータイムに。Q3ラストアタックで8番手タイムとなり、決勝で角田は8番グリッドからのスタートとなった。

同僚ピエール・ガスリーが予選Q2敗退の12番手だったため、角田は22戦目にして初、僚友ガスリーよりも前のポジションで予選を終えたことに。

角田は予選8番手ながら「良い週末にはなりましたが、フラストレーションも少しあります」と述べている。自身のSNS、チーム公式メディアを通じて語った。

「Q3最初のアタックではトラックリミット違反でタイムが取り消しになりました。トゥ（スリップストリーム）を使わず、とても良いペースで周回することができただけに残念です」

「今週末は自分の自信が戻ってきました。良い軌道に乗っているということだと思います。これは最初のレース、バーレーンGP（F1デビュー戦で9位入賞）以来、最も自信を深めた状況ですし、とてもポジティブな状態と言えます」

「Q3進出で8番手。最後悔しい形で終わってしまいましたが、今年最高の予選でしたし、嬉しく思っています」

予選Q2ではミディアムタイヤでレッドブル、メルセデスに匹敵するタイムで周回した角田。本人は「Q2のラップには本当に満足しています。決勝ではミディアムタイヤでスタートできることを意味しますし、とても良い形で今季最後の予選を終えることができました。あとは明日、決勝ではすべていい形で締めくくりたい」と述べ、決勝での躍進に意欲を示した。

今季最終レースでは金曜、土曜と存在感を示した角田。ルーキーイヤーの最終戦は、パワーユニットサプライヤーのホンダにとってF1活動ラストレースとなる。この勢いを維持し、ホンダに最高の恩返しができるのか。決勝ではなんとしても結果を残したいところだ。

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