ベッテル「ロシアへ行くべきではない」フェルスタッペン「正しくない」…ウクライナ軍事侵攻でロシアGP開催にNO！トルコGP代替のうわさも｜F1

ロシア軍によるウクライナ軍事侵攻を受け、セバスチャン・ベッテルとマックス・フェルスタッペンはロシアGPについて、F1のカレンダーから外すべきだとの主張を行っている。

今季のF1第17戦として、ソチでロシアGPが行われる予定（9月25日決勝）となっていたが、同国のウクライナ侵攻により、ロシアは世界中から非難されている状況となった。

ベッテルはこの動きを受け「ロシアへ行くべきではない。私自身行こうとも思わないね」とバルセロナ合同テストの会見で口にした。イギリス『Sky Sports』がその言葉を伝えている。

「人々の命を奪う愚かな行為は信じられない。そんな国を訪れることは間違っている。こんな馬鹿げた話はないよ」

昨季の世界王者フェルスタッペンも「事実上の戦争状態である国においてレースをするのは正しくない」との見解を示した。

一方、ロシア最大の化学薬品会社ウラルカリをメインスポンサーにするなど、ハースチームはロシアとの結びつきが強いことでも知られる。同チームのギュンター・シュタイナー代表は24日に予定されていた会見を欠席した。

そしてハースのロシア人ドライバー、ニキータ・マゼピンは「政治とスポーツは別の話であるべきだと認識しているし、きっとソチでみんなに会えると思っている」と述べ、母国グランプリとなるロシアGPの開催に期待を寄せている。

サッカー界では、今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝の舞台がロシア・サンクトペテルブルクであることから、他の国での開催に向け、執行委員会による臨時会議が行われるという。

F1ロシアGPの開催地はソチとなっているが、国際社会からの批判集中により、予定通り実施することはもはや不可能との見方も強い。イギリス『Eurosport』は「トルコGPが代替開催候補として急浮上している」とも伝えているが、果たしてロシアでのレース開催は不可となるのか、引き続きその動向が注目されるところだ。

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