カタールGP予選Q2敗退ペレス、落胆の色を隠せず「思うような周回ができなかった。挽回してダメージを最小限に抑えたい」｜F1

第20戦カタールGP予選終了後、レッドブルのセルジオ・ペレスが土曜日の公式セッションを回顧した。

カタールGPのコース、ロサイル・インターナショナル・サーキットはF1初開催ということもあり、多くのドライバーにとって初の走行トラックとなった。そんななか、ペレスはGP2アジアにおいて、08－09シーズンに同サーキットを走行した経験を持つ。

だが土曜日の予選では同僚マックス・フェルスタッペンが2番手となった一方、セルジオ・ペレスはQ2でトップ10に入れず、まさかのQ2敗退となった。決勝では11番グリッドからのスタートとなる。

メキシコ人ドライバーはこの結果に「自分にとっておかしな予選となった。FP3までは上位にいたし、マシンに施した変更点にも自信を持っていたんだけど……」と、落胆の様子を隠せずにいる。レッドブル・レーシング公式がその言葉を伝えている。

「予選で明確な結果を示したかったし、そのために必要な準備はできていた。だけどQ2では重要なところでまとめきることができなかった」

「日没後のコンディションでタイヤを準備するアプローチを変えたんだけど、思うようなラップにすることができなかった。多くのトラフィックに遭遇し、Q2ではその代償を払う形でうまくアタックをまとめられずに終わってしまった」

ペレスは「僕らはチームなので、全員で戦っている。結果が出せなかったことは残念だけど、気を落とさず決勝に目を向けていきたい」と続け、決勝での巻き返しを誓った。

「問題に遭遇さえしなければマシンのペースは良かった。レースウィークを通じて上向いていることは確かだし、決勝でチャレンジを続けたら上位進出だってできるはず。今日は残念な一日になったけど、重要なのは日曜日。挽回してダメージを最小限に抑えたい」

「このコースでオーバーテイクができるようにトライしていくし、決勝では強さを取り戻し、集団の中で追い上げて多くのポイントをつかみたい」

レッドブルは第19戦サンパウロGP開始直前時点で、総合首位メルセデスとのポイント差を1まで詰めていた。だが前レースを終え、1ポイント差から11ポイント差まで広がる結果に。

第20戦カタールGPでは重要な終盤戦の局面にありながら、ペレスはまさかのQ2脱落となり、11番手スタートとなった。2番手スタートの僚友フェルスタッペンは、対メルセデスで孤立した戦いを余儀なくされる可能性が高い。

11番手スタートのペレスは決勝では上位まで巻き返すことができるのか。コンストラクターズ争いにおける対メルセデスという意味でも、決勝での挽回が期待される。

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