ノリス、新マシンMCL36の仕上がりに期待「メルセデスやレッドブルと真っ向勝負がしたい」F1初勝利を熱望｜F1

マクラーレンのランド・ノリスが、新たな2022年シーズンに向けて意欲を示している。

ノリスは9日、2025年までマクラーレンとのドライバー契約を延長したばかり。そして11日にマクラーレンは2022年型のMCL36を発表した。ローンチイベント内でノリスは「今年こそ勝てることを祈っている。それが実現できたらとても素晴らしいね」と待望の初勝利に向け、照準を定めた。

「とにかく自分たちができる限りのことをして、レースに勝つことを望んでいる。きっと今年こそはそのチャンスがあるんじゃないかと期待しているよ。初めて表彰台の頂点に立つ気持ちがどんなものなのか、知ってみたい。何が起こるか見てみよう」

「メルセデス、レッドブル、フェラーリのレベルがどれほど高いものなのか、僕らはよく知っている。それでも彼らと互角以上の勝負をしたい。可能であるのなら、メルセデス、レッドブルに近づきたいんだ」

「もちろん彼らはこれまでタイトルを手にしてきているし、自分たちより多くの部分で優れているのは事実だ。風洞実験やシミュレーターなど、開発面でもとても効率的だね。だけど、彼らより開発力が劣るから（コンストラクターズ）3位や4位で良いかと言ったらそんなことはない。そのポジションで満足するつもりはないし、今年こそは彼らと真っ向勝負がしたいんだ。それが僕たちの目標だよ」

そして2022年に大きく変わる規定については、ドライバーの順応性が試されるとの声も多くある。ノリスは「新しい規定のマシンが僕のドライビングスタイルに合っていて、すべてが素敵な状況に転じることを願っている。だけど、自分が適応したり、変わっていかなければならないにしても、それはすべてのドライバーに当てはまることだと思う」と述べている。

マクラーレンは昨季、ダニエル・リカルドがイタリアGPを制し、ノリスも2位フィニッシュでマクラーレンの1－2を果たした。これはチームとして2012年以来9年ぶりの勝利となった。

ノリスもロシアGPでは自身初となるポールポジションを獲得。決勝レースではポールトゥフィニッシュ目前で突如現地ソチは雨が激しくなり、トップのノリスはドライタイヤのままステイアウト。2番手ルイス・ハミルトンが先にインターミディエイトに履き替え、ノリスはウェット路面のグリップに苦しみ、あと4周でトップの座を失った。遅れてタイヤを履き替えたが、ノリスはこのレースを7位で終えている。

2022年、F1での4シーズン目を迎えるノリス。F1未勝利が続いている状態だけに、表彰台の頂点に向け、2022年に懸ける思いは人一倍強いようだ。

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