角田裕毅「イタリアに来るまでPS5で遊んでばかりだった」アルファタウリ本拠地への移住がプラスになったと語る｜F1

角田裕毅が今季途中、イギリスからイタリアに移住した後の変化について「これがきっかけで（レースへの）準備を進めるうえで大きな助けになった」と述べている。アルファタウリのお膝元、イタリア『Autosprint』がその言葉を伝えた。

以前からイギリスを拠点としていた角田だったが、今季途中からアルファタウリのファクトリーがあるイタリアへとホームタウンを変更した。本人はこの移住がチームやエンジニアとより密にコミニュケーションを取れる結果となり、大きなプラスになったと振り返っている。

「イタリアに来る前、自分は怠ける時間が多かった。トレーニングを終えるとまっすぐ家に帰り、すぐにPlayStation5の電源を入れて遊んでばかりだった」

「レースウィークになると、かなりの労力を使って週末を迎えたような気分でいた。それがレースに臨む姿勢として良くなかったと思っている。自分は多くのドライバーと違ってルーキーだし、まだまだ経験を積むべきだった。しっかりと準備をする必要があったんだ。そこが改善点だと考え、イタリアに来てからは多くの時間をレースへの準備に費やすようにした」

角田「結果的にこの決断はとてもポジティブだった。有益な結果がもたらされたと思う」と発言。イタリアに移住したことが大きな成長につながったと強調した。

「イタリアに引っ越してからいろんな側面で改善があった。レース終了後はファクトリーに足を運んでレースを見直し、問題点を把握して修正するようにしていた。このアプローチが違いを生んだと思う」

角田はオフの過ごし方についても語っており「2月から日本に帰っていなかったから、日本食がとにかく恋しい。オフは日本の食べ物を食べたい」と語った。

「だけどオフ期間に気を抜くことなく、自分自身をより改善させる必要があると認識しています。特にフィジカル面ではトレーニングを続け、（来季開幕の）バーレーンGPでは良いスタートを切るつもり。そのためにはこのオフシーズンもハードワークが必須だと思っている」

2021シーズン、ルーキーイヤーの角田は7度の入賞で32ポイントを獲得。終盤戦に入ってより速さを示すようになり、最終戦アブダビGPではキャリアハイの4位入賞を果たした。この勢いを来季初戦につなげられるのか、角田にとっては2シーズン目に向け重要なオフ期間となる。

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