2度の赤旗中断、トスカーナ・フェラーリ1000GPでハミルトン今季6勝目…アルボンが初表彰台｜F1

2020年のF1第9戦トスカーナ・フェラーリ1000GP決勝が現地時間13日行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンが今季6勝目をマークした。

決勝では2番手スタートのバルテリ・ボッタスがトップに踊り出るも、ターン2ではピエール・ガスリーがキミ・ライコネンの寄せで行き場をなくし、前にいたマックス・フェルスタッペンに追突してコースオフするというアクシデントが。これでフェルスタッペンとガスリーはそろってリタイアとなり、セーフティーカー導入となる。

レースは7周目に再開となるも、セーフティーカー終了のライト消灯が遅く、先頭のボッタスはコントロールラインギリギリまで加速を遅らせる形に。すると後方では加速を遅らせていたケビン・マグヌッセンのマシンにカルロス・サインツ、アントニオ・ジョヴィナッツィらが衝突し、合計4台が一気にリタイアする事態となる。ホームストレートにはパーツが散乱し、これでレースは赤旗中断となった。このあとエステバン・オコンがブレーキトラブルでリタイアを決断し、レースは早々に13台のみ生き残る形に。

10周目からレースはスタンディングスタートで再開され、再スタートでは2番手だったハミルトンがボッタスを抜いて首位に躍り出ると、ここからはメルセデスの2台が他を突き放してレースを進める。

ランス・ストロールが43周目、タイヤバーストによりコースオフしこれで再びセーフティーカー導入に。この直後、タイヤバリア修復のために再び赤旗中断となった。

2度目の再スタートから終盤に向けてハミルトン、ボッタス、ダニエル・リカルド、アルボンの順番でレースは進み、51周目のターン1でアルボンはリカルドをパスして3番手浮上。レースはこのままフィニッシュとなり、ハミルトンが今季6勝目。2位ボッタス、そしてレッドブルのアルボンがキャリア初の表彰台となる3位に入った。

完走は20台中12台という大荒れの展開となったが、フェラーリ1000GPという記念すべきレースでシャルル・ルクレールは8位（ライコネンが8番手ながら、ペナルティにより9位に降格）、ベッテルが10位とフェラーリの2台はともに入賞を果たしている。

第9戦トスカーナ・フェラーリ1000GP決勝（結果）

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