2021年ペナルティポイント、トップはルーキーの角田裕毅…累計12点で出場停止のため2022年前半戦も気が抜けない状況に｜F1

2021年に行われた全22レースで、最もペナルティポイントが科されたドライバーはルーキーの角田裕毅という状況となっている。

『FIA』が科すペナルティポイントは競技規則に定められており、レース中に見せた危険なドライビング、ルール規定に反する走行などから、スチュワード裁定によって決められるものとなっている。2021年のペナルティポイントは以下のとおり。

■F1・各ドライバーペナルティポイント※2021年最終戦終了時点
1位／8点：角田裕毅（アルファタウリ）
2位／7点：セルジオ・ペレス（レッドブル）
2位／7点：マックス・フェルスタッペン（レッドブル）
4位／6点：ニコラス・ラティフィ（ウィリアムズ）
4位／6点：セバスチャン・ベッテル（アストンマーティン）
4位／6点：ニキータ・マゼピン（ハース）
7位／5点：ランス・ストロール（アストンマーティン）
7位／5点：ランド・ノリス（マクラーレン）
7位／5点：バルテリ・ボッタス（メルセデス）
10位／3点：ピエール・ガスリー（アルファタウリ）
10位／3点：アントニオ・ジョビナッツィ（アルファロメオ）
12位／2点：フェルナンド・アロンソ（アルピーヌ）
12位／2点：キミ・ライコネン（アルファロメオ）
12位／2点：ルイス・ハミルトン（メルセデス）
15位／1点：エステバン・オコン（アルピーヌ）
15位／1点：ジョージ・ラッセル（ウィリアムズ）
17位／0点：シャルル・ルクレール（フェラーリ）
17位／0点：カルロス・サインツ（フェラーリ）
17位／0点：ダニエル・リカルド（マクラーレン）
17位／0点：ミック・シューマッハ（ハース）

8点が科されている角田のペナルティポイント内訳は、下記のとおりとなる。

1点：エミリア・ロマーニャGP（4月18日）、トラックリミット違反
1点：シュタイアーマルクGP（6月27日）、ボッタスの予選アタックを妨害
1点：オーストリアGP（7月4日）、ピット入り口の白線をまたいだ
1点：オーストリアGP（7月4日）、ピット入り口の白線を再びまたいだ
2点：サンパウロGP（11月14日）、ターン1でストロールとの接触を引き起こした
2点：サウジアラビアGP（12月5日）、ターン2でベッテルとの接触を引き起こした

このペナルティポイントは失効するまで1年間有効となり、累計12点になると1戦出場停止の重いペナルティが科される。なお、2014年の制定以来、12ポイントに達したケースはこれまで一度もない。

失効まで時間があることから、角田は新たな2022年シーズン、第4戦エミリア・ロマーニャGP（4月24日決勝）を迎えるまでに4ポイント加算となった場合、1レース出場停止処分となる。

また、2022年の第10戦イギリスGP（7月3日決勝）よりも前に5ポイント加算なら累計12点に達してしまう。

2021年、日本人ドライバーは第19戦サンパウロGPで2ポイント、第21戦サウジアラビアGPで2ポイントと短期間で合計4点が科されたケースもあった。

それだけに角田にとって、ペナルティを受けないクリーンなレース運びをするということも、2シーズン目を迎えるうえで留意しておきたいところとなる。

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