ガスリー「明らかな改善。決勝は素晴らしいものになる」アップデート投入での母国GPにポジティブな見解｜F1

アルファタウリのピエール・ガスリーが、2022年第12戦フランスGPのFP2を終え、新アップデートが効果的だとポジティブな見解を示している。

地元フランス凱旋となったガスリーは、FP1で5番手、FP2では7番手と、金曜のセッションでは上位勢に匹敵するベストタイムをマークした。一方で僚友の角田裕毅はFP1で18番手、FP2では14番手という結果。

これはガスリーのマシンには今レースより導入のアップデートを搭載し、角田は旧型のマシンを駆ってFP1で走行したため、大きな差となった。FP2で角田は一部アップデートを加えており、アルファタウリは2人のドライバーに異なるマシンを走らせ、比較となる走行データを取ったとのこと。

ガスリーは新アップデートにポジティブな印象を抱いた模様。チーム公式メディアを通じて「自分のホームレースであるフランスGPで、新しいパッケージを投入することができて良かった。トラックの周りにいるすべてのファンからの声援を嬉しく思っている」と語っている。

「FP1は5番手で、FP2は7番手だった。トップ10に安定して入ったし、パフォーマンスは明らかに改善されている。かなり良くなったと思う」

「金曜にテストした内容をしっかり理解し、すべてのデータを調べたうえで土曜の予選に向け、うまくまとめていきたい。路面温度が高く、フロントタイヤの消耗が気になったところはあったが、レースに向けてその点も対策を進めたいね」

ガスリーは「まだ詰めるべき要素は多々ある。でも、決勝レースはきっと素晴らしいものになるはずだ」と続け、アップデートの上積みによって決勝もポジティブなものになると主張している。

2022年、アルファタウリはしばらくアップデート投入を見送っていたこともあり、11戦を終えてコンストラクターズ8位と、総合6位だった昨季に比べて劣勢になっていた。

ガスリーが語ったように、アップデートは20台中のトップ10入りが常に射程となる改善になったのだろうか。角田のマシンにも土曜日はアップデートを反映する見通しとなっているだけに、アルファタウリの2人は、そろっての予選Q3進出が期待される。

また、今季ここまでガスリー、角田ともにそれぞれ3度入賞。アップデート投入のフランスGPでは、2人そろって今季初となるW入賞を果たせるのか、注目したい。

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