アルボンが2023年以降もウィリアムズに残留＆複数年契約を締結…角田裕毅の来季去就に影響も？｜F1

現地時間3日、ウィリアムズF1チームは2023年もレギュラードライバーとして、アレクサンダー・アルボンが続投となることを公表した。複数年契約にサインを交わしたことも明らかになっている。

アルボンはウィリアムズのチーム公式メディアを通じて、次のようなメッセージを発した。

「2023年もウィリアムズ・レーシングに留まることになる。本当に嬉しいし、エキサイティングなことだよ」

「チームを少しでも前進させられるようにいつもがんばっているし、これからもこのチームで何ができるのか、引き続き探っていきたい。このチームをもっと素晴らしいものに発展させたいよ。僕はこの旅を続けていく」

1996年生まれ、現在26歳のアルボンは2019年にトロ・ロッソからF1デビューを果たし、同年の中盤戦からピエール・ガスリーと入れ替わる形でレッドブルに昇格。

だがレッドブルではマシンコントロールに苦しみ、僚友マックス・フェルスタッペンとの差がクローズアップされることもしばしば。2021年はセルジオ・ペレスの加入によってリザーブ降格となり、この年の後半戦にはアルファタウリ角田裕毅のアドバイザー役も務めた。

今季はメルセデス移籍が決まっていたジョージ・ラッセルの後押しもあり、2年ぶりのレギュラードライバーとしてウィリアムズから参戦。チーム力では厳しい状況ながら、タイ人ドライバーはここまで今季2度の入賞で3ポイントを手にしていた。

果たしてアロンソの抜けた穴は誰が埋めることになるのか。また、アルピーヌレギュラードライバー昇格の道を放棄してでも、ピアストリが進みたいチームはどこなのか。その真相はまもなく明らかになりそうだ。

なお、アルボンはレッドブルグループから貸し出される形で今季、ウィリアムズのシートに収まっていた。発表では複数年契約のサインも明らかになっており、2024年以降もウィリアムズで走る見通しとなる。

現在、レッドブルグループの2チーム4人で2023年のシートが決まっていないのはアルファタウリ角田のみ。アルボンにはレッドブル系チーム復帰の可能性も考えられたが、当面のところはその選択肢がなくなったことになる。アルボンのウィリアムズ残留は、角田の去就にも影響が及ぶことになりそうだ。

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