角田裕毅「夏休みの70％はトレーニング…完全休養でリセットしたくなかった」充実のサマーブレイクを経て“お気に入り”のベルギーGPに照準｜F1

アルファタウリの角田裕毅が、2022年第14戦ベルギーGPに向けて意欲を示した。

今季のF1は中3週間のサマーブレイクを経て、スパ・フランコルシャンからシーズン再開となる。

角田は夏休み期間について「トレーニングに多くの時間を費やしました。でもその間、とても楽しい時間を過ごすことができた」と充実したサマーブレイクだったと述べている。チーム公式メディアがその言葉を伝えた。

「最初の1週間は、オーストリアのトレーニング施設へ行き、スポーツ心理学者と話をしたり、理学療法士とトレーニングしていました。翌週は家を出て、リラックスして遊んでいたりしましたけど、最後の週にはファエンツァ（アルファタウリのお膝元）のトレーニング施設に戻り、ウェイクボードなどのアクティビティを楽しんでいた」

「なので、サマーブレイクにおける70%の時間はトレーニングに費やした形になります。でも、今自分は何をすべきか、何が自分のためになるのかをわかっているので、完全休養でリセットするようなことはしたくなかった」

「ただ、誰かと連絡を取ったり、レースをシミュレーションするような環境からは距離を置いて、リラックスした時間を過ごしました。とても良い夏休みになったと思う」

次戦、ベルギーGPの舞台スパ・フランコルシャンについては、一部改修が入ったこともあり次のように語った。

「コーナーレイアウトはほとんど変わっていないと思いますが、シミュレーターで実際にその変化も調べました。実際に走ってみてどこがどう変化したのか確認してみたい。とても興味深いです。ラディオンの先にあるランオフエリアが変わったようですし、他にもいくつかのコース外が砂利になりました」

「もちろんとても好きなコースです。特に中速コーナーと高速コーナーの組み合わせが良い。カレンダーの中にある最高のトラックの一つであり、自分の中でもトップ5に入るトラックです」

昨季はスパ・フランコルシャンで角田も走行しているが、土曜日日曜日ともに雨となり、決勝レースは大幅ディレイのうえに3周で決勝レースが打ち切りになった。角田は2021年のベルギーGPで予選16番手、決勝では3周のみながら15位という結果になっている。

今季ベルギーGPはどのような結末となるのだろうか。サマーブレイク明けで各チームがいかなる修正を加えてきたのかを含め、勢力図がどう変わったのか要注目となる。角田にとってもベルギーGPでは今季4度目の入賞を果たし、サマーブレイク明け3連戦の初戦を、良い形で終えたいところだ。

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