2022年のF1第14戦ベルギーGP決勝が現地時間28日行われた。
現地スパ・フランコルシャンはドライコンディションとなり、雨予報はなしでレース開始時間を迎えた。角田裕毅はピットレーンからのスタートに。そして僚友ピエール・ガスリーも8番グリッドからのはずだったが、アルファタウリ2台はそろってピットからのレース開始となっている。
ほとんどのドライバーが第1スティントにソフト&ミディアムを選択した一方、ピットスタートの角田はハードをチョイスしている。
ブラックアウト後、2番手スタートのセルジオ・ペレスがポジションを落とし、カルロス・サインツ、フェルナンド・アロンソ、ルイス・ハミルトン、ジョージ・ラッセルの順番となるも、ターン5でアロンソとハミルトンが接触。ハミルトンは1周目でレースを終えることになってしまう。
2周目にはターン6でスピンしたニコラス・ラティフィを避けようとしたバルテリ・ボッタスがコースアウトし、グラベル上から動けず。これでレースは早くも2周目でセーフティーカー導入となった。
この時点で先頭はサインツ。以下ペレス、ラッセル、アロンソ、セバスチャン・ベッテル、ダニエル・リカルド、アレクサンダー・アルボンの順番となり、14番手スタートのマックス・フェルスタッペンは8番手までジャンプアップしている。
シャルル・ルクレール&ラティフィはこのタイミングでタイヤ交換を行い、最後尾まで順位を下げた。角田は16番手に付けている。
5/44周目からローリングスタートでレース再開となり、フェルスタッペンは8周目の途中までに4台抜き、3番手まで順位を上げた。これでトップからサインツ、ペレス、フェルスタッペンとなる。
12周目に入るところでサインツがピットに入り、ミディアムに変更。そしてこの周のターン5でフェルスタッペンが僚友ペレスを抜き、トップに浮上した。
タイヤのデグラデーションが予想より激しいとの無線報告が相次ぎ、ここから各ドライバーは第2スティントに入っていった。
フェルスタッペンも16周までソフトを持たせ、ミディアムに変更。これでトップはサインツ、フェルスタッペン、ペレスの順番になった。
4番手まで順位を上げたルクレールはペースが下がり、16周目の途中でラッセルに抜かれ、5番手にポジションを落とす。
前方では2番手のフェルスタッペンがサインツより1ラップ2.5秒ほど速いペースで周回し、18周目のターン5ではサインツをオーバーテイク。これでトップに浮上した。
角田はハードで粘ったものの、19周目に入るところでミディアムにつなぐ。ピットで9秒かかるミスもあり、17番手でコースに復帰している。
3番手サインツは26/44周目、ハードの第3スティントに入った。ルクレールも同じ周にピットインを行い、ミディアムにつないでいる。
トップを快走するフェルスタッペンは31/44周目にミディアムの第3スティントに入り、これで上位勢は最後まで走り切る流れとなる。トップはフェルスタッペンで8秒後方に2番手ペレス。3番手サインツはそこからさらに7秒差という順番になった。4番手ラッセルも7秒差でサインツを追う状況に。
角田も31周目、10番手で粘っていたが第2スティントに見切りをつけ、ミディアムからミディアムにつないだ。これで一時順位を落とす。だがここからペースを上げ、10番手アルボンから続くトレインの最後尾、14番手に付いたが、ここからはなかなか抜けない状態となってしまう。
前方ではフェルスタッペンが一人旅状態。2番手ペレスとの差を17秒まで広げ、クルージング状態で周回を重ねる。
結局14番手スタートのフェルスタッペンが大逆転からの圧勝劇で今季9勝目をマーク。ドライバーズポイントでは2番手ペレスとの差を93点まで広げた。
2位はペレス、3位サインツまでが表彰台に上がった。
4位にラッセルが入り、ルクレールは5番手フィニッシュだったがファステストラップを狙った最後のピットインで速度違反があったために5秒ペナルティ。これにより5位アロンソ、6位ルクレールとなった。また、ルクレールは2ポイントを失ったどころか、ラップタイムもフェルスタッペンに及ばず、最速の1ポイントも逸している。
7位オコン、8位ベッテル、9位ガスリー、10位アルボンまでが入賞となった。
角田はファイナルラップのターン5でチョウを抜き、ポジションを13位まで上げてフィニッシュしている。
第14戦ベルギーGP決勝結果
1/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
2/セルジオ・ペレス/レッドブル
3/カルロス・サインツ/フェラーリ
4/ジョージ・ラッセル/メルセデス
5/フェルナンド・アロンソ/アルピーヌ
6/シャルル・ルクレール/フェラーリ
7/エステバン・オコン/アルピーヌ
8/セバスチャン・ベッテル/アストンマーティン
9/ピエール・ガスリー/マクラーレン
10/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
11/ランス・ストロール/アストンマーティン
12/ランド・ノリス/マクラーレン
13/角田裕毅/アルファタウリ
14/チョウ・グァンユ/アルファロメオ
15/ダニエル・リカルド/マクラーレン
16/ケビン・マグヌッセン/ハース
17/ミック・シューマッハ/ハース
18/ニコラス・ラティフィ/ウィリアムズ
-/バルテリ・ボッタス/アルファロメオ
-/ルイス・ハミルトン/メルセデス
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チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 3月18日(金) ~19日(土) | 3月20日(日) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月25日(金) ~26日(土) | 3月27日(日) |
第3戦 | オーストラリアGP | 4月8日(金) ~4月9日(土) | 4月10日(日) |
第4戦 | エミリア・ロマーニャGP | 4月22日(金) ~ 23日(土) | 4月24日(日) |
第5戦 | マイアミGP | 5月6日(木) ~7日(土) | 5月8日(日) |
第6戦 | スペインGP | 5月20日(金) ~21日(土) | 5月22日(日) |
第7戦 | モナコGP | 5月27日(金) ~ 28日(土) | 5月29日(日) |
第8戦 | アゼルバイジャンGP | 6月10日(金) ~11日(土) | 6月12日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月17日(金) ~ 18日(土) | 6月19日(日) |
第10戦 | イギリスGP | 7月1日(金) ~ 2日(土) | 7月3日(日) |
第11戦 | オーストリアGP | 7月8日(金) ~9日(土) | 7月10日(日) |
第12戦 | フランスGP | 7月22日(金) ~23日(土) | 7月24日(日) |
第13戦 | ハンガリーGP | 7月29日(金) ~ 30日(土) | 7月31日(日) |
第14戦 | ベルギーGP | 8月26日(金) ~ 27日(土) | 8月28日(日) |
第15戦 | オランダGP | 9月2日(金) ~3日(土) | 9月4日(日) |
第16戦 | イタリアGP | 9月9日(金) ~ 10日(土) | 9月11日(日) |
第17戦 | シンガポールGP | 9月30日(金) ~10月 1日(土) | 10月2日(日) |
第18戦 | 日本GP | 10月7日(金) ~ 8日(土) | 10月9日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月21日(金) ~ 22日(土) | 10月23日(日) |
第20戦 | メキシコGP | 10月28日(金) ~ 29日(土) | 10月30日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月11日(金) ~ 12日(土) | 11月13日(日) |
第22戦 | アブダビGP | 11月18日(金) ~ 19日(土) | 11月20日(日) |