角田裕毅「10位より下に名前がなくQ1落ちたかなと」前レース予選Q1の3番手に驚き…次戦モンツァは10グリッド降格も、巻き返しに意欲｜WEDNESDAY F1 TIME

アルファタウリの角田裕毅が、第16戦（9月11日決勝）イタリアGPに向け、意欲を示した。

角田は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 TIME #24』にリモートインタビューで出演。F1中継で実況を務める番組MCのサッシャ氏がインタビュアーを行った。

前回のオランダGPで角田は、予選Q1において3番手タイムを叩き出し、Q2進出を果たした。この結果については本人も想定外の速さだったと口にしている。

「僕も全然（3番手タイムを）予想していなかったです。Q1最後のアタックラップが終わったときに、走りながらサーキットにあるモニターをよく見るんです。そこで順位とか見られるんですよ」

「普段は10位から下を見るんです。僕の名前が（10位より下に）なかったので、あ、コレちょっとマズいな。Q1落ちちゃったかな、と思ったんです。（ピットに）帰ったら3位だとわかってビックリでした」

フリープラクティスから上位勢に匹敵するタイムを出せていなかったことから、角田は自身が10番手以下だと覚悟していたようだ。

「自分の人生で、自分が完全に納得できるようなラップはまだないですけど、悪くないラップだったんじゃないかと思っています」

そしてレース中盤、トラブルでマシンストップさせたことについては、ドライバーの感覚とチームが見ているデータでちょっとしたズレがあったと振り返った。

「ディファレンシャルの問題があって、完全に壊れていました。ギアボックス内の問題で、データから見えづらかったというのもある。僕としては異常を感じたので、それをチームに伝えた。困惑も起きてしまったんですけど、最終的にはディファレンシャルの問題としてしっかり見られた」

オランダGPから間髪入れずにすぐさま次戦はイタリアGPとなる。前レースで受けた5度目の戒告処分により、角田は「僕は次のモンツァでペナルティ（10グリッド降格）を受けてしまうので」と前置きしつつ、追い上げに意欲を示した。

「モンツァは追い上げができなくもないコースだと思うので、簡単ではないですけど。ストレートも長いですし、可能なコースではあるので。自分のポテンシャルをすべて出して追い上げ、ポイントを獲得できるように頑張りたい」

次戦モンツァは、アルファタウリにとってもお膝元のレースとなる。また、2年前にはピエール・ガスリーがF1初勝利を果たした、チームとしても特別なトラックだ。

角田は昨季のイタリアGPで深刻なマシントラブルによりDNSとなり、決勝ではスタートを切ることもできなかった。それだけにヨーロッパラウンドの最終戦となるモンツァでは、なんとしても結果を残してアジアラウンドへと向かいたいところだ。

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