アルファロメオがチョウ・グァンユとの来季契約を正式発表…ヴァスールCEOは「今季最大の驚き」と中国人ドライバーの成長を絶賛｜F1

アルファロメオは現地時間27日、チョウ・グァンユとの契約を2023年まで延長したことを発表した。

2022年よりF1デビューを果たしたチョウは初戦のバーレーンGPでいきなり10位入賞を果たす。それ以降カナダGP、イタリアGPとデビューシーズンのここまで16戦で3度ポイント圏内でフィニッシュし、6ポイントを手にしてドライバーズランキング17位に付けている。

アルファロメオのフレデリック・ヴァスールCEOは「彼と最初に仕事をしたアブダビでのテストから、仕事へのアプローチに感銘を受けた。常にポジティブな点も彼の持ち味だ」とチョウとの契約延長について説明している。

「彼が速いことはわかっていた。だが、彼がここまで短い時間でF1に適応したことは、今シーズン最大の驚きの1つだったよ」

「彼はとてもナイスガイで、チームの誰もが彼の性格、態度の両方を気に入っている。彼は謙虚に受け答えするし、エンジニアやバルテリ（ボッタス）から多くのことを学んでいる。レースごとに改善しようとする知性も持ち合わせているね」

チョウ本人も公式リリースを通じて、契約延長の喜びを語っている。

「F1ドライバーになれたことは自分にとって夢の実現であり、初めてF1でレースをしたときの感覚は永遠に続くでしょう。アルファロメオのチームはとても協力的であり、初日から自分を歓迎してくれた。そしてF1に適応するためのサポートをしてくれました」

「このスポーツで、チームと共に達成したいことはもっとたくさんある。今年の序盤から一緒に取り組んできたハードワークは、来シーズンの目標に向けた第一歩にすぎない」

中国出身のチョウは2021シーズンのF2で年間3位となり、2022年にアルファロメオのレギュラードライバーとなった。2023年のF1カレンダーでは2019年以来となる中国GP実施が予定されており、上海出身であるチョウの存在もあり、中国国内ではF1人気がこれまで以上に高まっているという。

今季は僚友ボッタスとのポイントで46－6と大きく差をつけられている状態ながら、チョウはルーキーらしからぬ堅実な走りを見せ、それがチーム幹部の評価につながったようだ。初の中国人F1ドライバーであるチョウは2年目の2023年、どのような走りを見せるのだろうか。

関連記事

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。

●  【番組表】直近の注目コンテンツは？
●  【お得】DAZNの料金・割引プランは？