角田裕毅「楽しかったけど、もっとコースへの理解が必要」FP3からの巻き返しに意欲…チーム幹部は「シンガポールは予選が重要」と強調｜F1

2022年第17戦シンガポールGPのフリー走行2回目終了後、アルファタウリの角田裕毅がコメントを発している。

現地マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットは3年ぶりのF1開催。そのため角田にとっては初走行のトラックとなる。本人としてはFP2の中盤に燃料系のトラブルが発生し、十分に走行できなかったことが痛手だと振り返った。

「燃料システムに問題があり、それを修正する必要があった。FP2を早々に終えなければならない状況になったのは残念です。自分はまだこのトラックについて理解が必要だと思っていて、可能な限り周回したかった」

初走行であるコースについては「初めての走行は本当に楽しかった」と率直に語っている。

「モナコとバクーが少し混ざり合っているようなトラックで、本当にトリッキーですね。コンディションはとてもタフで、明らかにかなりバンピーな路面です。それでもやはり楽しいですね。少し涼しくなり始めそうで、日曜日には雨が降るかもしれません。それでも今はFP3を最大限に活用することに集中している。予選に向けてできる限りの準備を整えたい」

アルファタウリのチーフレースエンジニア、ジョナサン・エドルズ氏は「ユウキのマシンは燃料システムの問題により、すべきことができなかった」と振り返っている。

「燃料が少ない状態でのロングランや、ソフトタイヤでの十分な周回がユウキはできなかった。土曜日はいくつかの作業を行う必要がある」

「このトラックは予選のグリッド順が重要となる。金曜日は期待したほどのパフォーマンスではなかった。それをしっかり分析して、最適なセットアップ変更を図りたい」

今回は新フロントウイング＆ノーズのアップデートを持ち込んだアルファタウリ。3年ぶりのシンガポールGPにおいて、角田はFP1で15番手、FP2では十分な走行ができず17番手という結果だった。

果たして土曜日のセッションでアルファタウリはしっかり修正して、いい形で予選を迎えることができるのだろうか。

日曜日の決勝がウェットコンディションになるのではないかとの天気予報もあるため、予選では少しでも前のグリッドを獲得して決勝に臨みたい。

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