2022年のF1第17戦シンガポールGP決勝が現地時間2日行われた。
現地シンガポールは決勝前に雨が降り続いたこともあり、路面はあちこちに水溜まりができている状況。フォーメーションラップが65分ディレイ(日本時間22:05)になるとアナウンスされた。
しばらく雨は止んだ状況ながら、路面は濡れたままで65分遅れの決勝時間を迎えた。全車第1スティントにインターミディエイトを選び、フォーメーションラップへと入る。
レースはブラックアウトとなり、2番手スタートのセルジオ・ペレスが1コーナーにトップで飛び込む。8番グリッドからの開始となったマックス・フェルスタッペンは蹴り出しが悪く、12番手まで順位を落とした。10番グリッドの角田裕毅は9番手に順位を上げている。
ペレス、シャルル・ルクレール、カルロス・サインツ、ルイス・ハミルトン、ランド・ノリスの順番でオープニングラップを終えた。
フェルスタッペンはそこからポジションを上げていき、3周目には角田を抜いて9番手までポジションを取り戻している。
レースはトップ2のペレス&ルクレールが3番手以下を突き放す流れとなり、6周目にはトップのペレスと9番手フェルスタッペンの差が24秒に開く。
7周目にニコラス・ラティフィとチョウ・グァンユが接触し、チョウはそのままリタイアとなった。その直後、ターン5のデブリ除去のためにセーフティーカーが導入となった。ラティフィはピットまで戻るも、左リアのアームが折れており、こちらもリタイアを余儀なくされている。
セーフティーカーによって各マシンの間隔は一気に詰まり、11/61周目よりレースが再開となった。ローリングスタート後に大きな混乱はなく、フェルスタッペンはこの周にセバスチャン・ベッテル&ピエール・ガスリーを抜き、7番手まで挽回している。
だがこの後路面はなかなか乾かず、DRSがオープンにならないこともあり、ポジションの入れ替えがほとんど起きず、ラップ数が進む状況となった。
ペレスとルクレールが再び3番手サインツを大きく引き離す展開に持ち込み、20/61周目には10秒ほど差が開いた。
21周目のターン10で350戦目のアロンソがコース奥にマシンをストップさせ、バーチャルセーフティーカー導入となる。その直前、角田はライン取りのミスから一時トラクションを失い、ポジションを12番手まで下げてしまう。VSCとなり、ここで後方を走っていたジョージ・ラッセルが最初にスリックへとチェンジ。だがまだドライには厳しい路面で、ラッセルはマシンコントロールでかなりの苦労を強いられることに。
26/61周目にアレクサンダー・アルボンが止まれずにタイヤバリアにマシンを当て、フロントウイングが外れる状況に。これでレースは再びVSC導入となるも、一足早くスリックに変えたラッセルのペースが上がらないことから、誰もピットに入らずインターミディエイトでの走行を続けた。
28周目には13番手走行中のエステバン・オコンがマシントラブルでコースアウトし、これで再びVSCとなるも、タイヤ交換についてまだまだ様子見が続く。
34/61周目に入ると、スリックで走行するラッセルのペースがファステストラップペースまで速くなったことから、ガスリー、角田、バルテリ・ボッタスらがスリックへと変更する。その翌周からは上位勢も軒並みドライタイヤに変更した。
するとスリックに変更して間もない角田はタイヤの温度が上がっていない状況下、ターン10で止まれず。ウォールに当たってそのままリタイアとなり、レースは再びセーフティーカーとなった。ここでマクラーレン勢もスリックに変更し、全マシンがドライタイヤにチェンジし終えた。
レース開始から1時間20分が経過し、ここでレースは2時間ルールで残り40分弱とカウントされる。残り35分でセーフティーカーエンドとなり、ローリングスタートで再開となった。各ドライバーは何かがない限り、これで最後まで走り切る展開となる。
トップはペレス、ルクレール、サインツ、ノリス、フェルスタッペンと続き、フェルスタッペンはセクター2区間の仕掛けで止まれず、8番手まで順位を落としてしまった。そしてタイヤにフラットスポットを作ってしまったこともあり、再度タイヤ交換がマストとなる。フェルスタッペンはソフトに変更し、走行中のマシンでは最下位となる14番手までポジションを下げる形に。
ここからペレスとルクレールがファステストラップを更新しながらトップを争うマッチレース状態に。そして残り27分になり、ようやくDRSオープンとアナウンスされる。トップのペレスはマシンの違和感を訴えながらもルクレールの猛追を防ぎ続ける状況に。
一時14番手まで下がったフェルスタッペンはオーバーテイクを連発し、残り12分で9番手まで順位を上げた。
残り10分になるとトップのペレスはさらにペースを上げ、ルクレールとの差を最後は7.5秒まで広げた。結局レースはペレスがそのまま逃げ切ってモナコGPに続く今季2勝目をマークしている。
2位ルクレール、3位サインツまでが表彰台に上がった。4位ノリス、5位ダニエル・リカルドとマクラーレン勢が続き、6位ランス・ストロール。そしてフェルスタッペンは7位まで盛り返しフィニッシュとなった。8位ベッテル、9位ハミルトン、10位ガスリーまでが入賞となっている。
第17戦シンガポールGP決勝結果
1/セルジオ・ペレス/レッドブル
2/シャルル・ルクレール/フェラーリ
3/カルロス・サインツ/フェラーリ
4/ランド・ノリス/マクラーレン
5/ダニエル・リカルド/マクラーレン
6/ランス・ストロール/アストンマーテイン
7/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
8/セバスチャン・ベッテル/アストンマーティン
9/ルイス・ハミルトン/メルセデス
10/ピエール・ガスリー/アルファタウリ
11/バルテリ・ボッタス/アルファロメオ
12/ケビン・マグヌッセン/ハース
13/ミック・シューマッハ/ハース
14/ジョージ・ラッセル/メルセデス
-/角田裕毅/アルファタウリ
-/エステバン・オコン/アルピーヌ
-/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
-/フェルナンド・アロンソ/アルピーヌ
-/ニコラス・ラティフィ/ウィリアムズ
-/チョウ・グァンユ/アルファロメオ
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チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 3月18日(金) ~19日(土) | 3月20日(日) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月25日(金) ~26日(土) | 3月27日(日) |
第3戦 | オーストラリアGP | 4月8日(金) ~4月9日(土) | 4月10日(日) |
第4戦 | エミリア・ロマーニャGP | 4月22日(金) ~ 23日(土) | 4月24日(日) |
第5戦 | マイアミGP | 5月6日(木) ~7日(土) | 5月8日(日) |
第6戦 | スペインGP | 5月20日(金) ~21日(土) | 5月22日(日) |
第7戦 | モナコGP | 5月27日(金) ~ 28日(土) | 5月29日(日) |
第8戦 | アゼルバイジャンGP | 6月10日(金) ~11日(土) | 6月12日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月17日(金) ~ 18日(土) | 6月19日(日) |
第10戦 | イギリスGP | 7月1日(金) ~ 2日(土) | 7月3日(日) |
第11戦 | オーストリアGP | 7月8日(金) ~9日(土) | 7月10日(日) |
第12戦 | フランスGP | 7月22日(金) ~23日(土) | 7月24日(日) |
第13戦 | ハンガリーGP | 7月29日(金) ~ 30日(土) | 7月31日(日) |
第14戦 | ベルギーGP | 8月26日(金) ~ 27日(土) | 8月28日(日) |
第15戦 | オランダGP | 9月2日(金) ~3日(土) | 9月4日(日) |
第16戦 | イタリアGP | 9月9日(金) ~ 10日(土) | 9月11日(日) |
第17戦 | シンガポールGP | 9月30日(金) ~10月 1日(土) | 10月2日(日) |
第18戦 | 日本GP | 10月7日(金) ~ 8日(土) | 10月9日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月21日(金) ~ 22日(土) | 10月23日(日) |
第20戦 | メキシコGP | 10月28日(金) ~ 29日(土) | 10月30日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月11日(金) ~ 12日(土) | 11月13日(日) |
第22戦 | アブダビGP | 11月18日(金) ~ 19日(土) | 11月20日(日) |